ボブフォッシーの自伝的映画といわれてて、この中で実際に撮影前まで
自分の彼女(愛人)だった、アン・ラインキングを、
ロイシャイダー扮する主人公のジョーギデオンの
愛人役に抜擢までして・・。そういうのアリ?すごいリアリティなんですけど。
![]() | オール・ザット・ジャズ ロイ・シャイダー ボブ・フォッシー ジェシカ・ラング 関連商品 フォッシー(ブロードウェイ・キャスト版) キャバレー リバース・エディション フォッシー ミクロの決死圏 ヘアー by G-Tools |
サイモン&ガーファンクルでしか聞いたことないんですが、
「BYE BYE LOVE」を一部もじってラストに歌ってます。
ブロードウェイの舞台裏ドキュメントでもあり、
一人の男の人生をショーにたとえたものでもあり、
でも、それよりなによりダンスシーン。これにつきます。
監督自身がもともとダンサーで振付師。演技の勉強もしてたというから
ダンスへのこだわりとそのセンスはすごいもんがあって。
個人的にはアン・ラインキングのダンスに釘付け。
足は長いわ、そこにたってるだけで絵になるわ、表現力すごいわで。
・・・まあ、元カノの長所を引き出すのは他の役者に演技指導するよりラクか。

覚せい剤と酒とタバコとオンナにどっぷり依存しながら
家族も彼女もかえりみず、ひたすら仕事に没頭する完璧主義者。
ウソや駆け引きばかりのショービジネスの世界の住人である彼にとって
「死」だけがたった一つの真実。怒り、拒否、歩み寄り、絶望、・・と
スタンダップのフィルムの通りにたどっていく死の5段階。
自分の人生をミュージカルにできたことで最後に
ジェシカラング扮する「死の天使」の抱擁を「受容」する。
飽きられること、認められなくなること、売れなくなること。
そういう恐怖と戦いながらその時その時のパーフェクトを
作り続ける事へのプレッシャー。こういう仕事に携わる人は
成功しても絶えず苦しむわけで。
で、まわりが絶賛しても自分が納得しなくて作品に膨大な時間をかける。
映画の中でもギデオンが、「締め切りすぎた、予算が超過だ」と
文句を言いにきたスポンサーにフィルムみせて黙らせるシーンがあるけど、
実際この映画もジェシカラングのシーンはなくてもいい
早く仕上げろって言われて途中までのフィルムをみせて納得させたという
エピソードがあるらしいから、ホントどこまでもリアルな作品。
1979年の作品でリアルタイムでロードショー見たって言ったら
どんな子供やったんやって言われそうな映画ですけど。(笑)
今思うと当時のAgeha系脳内はサッパリわからん。
映画館系はYahoo!ではなく、Yaplogの方に移動しました。Yaplogのアドレスをここには残しておきます。
この映画大好きで、DVDが出る前もテレビで上映したのを録画して繰り返し観ていました。狂ったようでいて、マニアのようでいて、自分の世界が自分の中でしかっりと存在している自分勝手な主人公に、どういう訳かあこがれていました。
PAM
誰か見たことある人いないかなと
検索かけたらそちらへ飛んだもので。
DVD解説のなかでロイシャイダーが語ってましたが、
睡眠薬でやっと眠り、覚せい剤とシャワーで起きる。もうむちゃくちゃですよね。
毎朝、ビバルディのテープをかけて
鏡の前で「ショウタイムだ」って
気合をいれないとやっていけない状況ってかなりキツイ。
でもその反面で「ショーほど素敵な商売はない」と思ってるから
「芸のためなら女房も泣かす」わけで、体壊しても続けるわけで。
破滅的な生き方なんだけどそこまでのめりこむものがあると言う事に、
当時はある種の憧れとかうらやましさを感じながら見ていた気がします。
この映画、たしか、ロードショーではなく、名画座かなにかでみたと思います。
すごくいい映画ですよね。
It's Show Time Folks!!
今はどっちかいうと邦画みて泣く(!)ほうが増えちゃいましたが、
学生時代の自分って随分渋いの見てたんですよ。
もしくはやたらアカデミー賞をとったようなヤツとかね。(笑)
当時はいろんな意味でインパクト強で、
だから今でも覚えてる。
でも、そこに描かれた内容ってのは
今のほうが理解できますね。
リアルタイムでご覧になったなんてなんて羨ましい!スクリーンで見るあのダンス、迫力あるでしょうね。
個人的には愛人と娘のダンスを観た後の彼の笑顔が非常に印象的でした。