人によっては高校時代のサクとアキの物語でええんとちゃうんって
思うんでしょうが、映画は現在のサクと律子の物語。
・・・冷静に見れるようになって、今はそう思う。
同じ時を過ごした律子がアキを愛したサクごとうけいれて
ここから歩いていくと言う話。
「ねぇ、サク。どうしてあなたは朔太郎なの?」
・・・いわれてみれば、これもオマージュちゃいますか。(笑)
クドカンがいた喫茶店の名前、夢島の廃墟、スクーターの二人乗り。
二人が好きだと挙げた映画にちょっとひっかけた演出。
オレにはもう何もしてやれないんだよとうなだれるアキの父親。
夢島から帰ったときにぶっ飛ばされても、
サクはまた行動をおこす。婚姻届、それからオーストラリアへ行く事。
・・・若いっていいわね〜・・・。(あーあムード台無し)
失踪の理由を言わずに四国へ行った律子をおっかけて帰郷したサクは
今まで封印してきたアキの思い出と否応なく向き合うことになる。
届かなかった最後のテープが律子から手渡される事で
やっと補完される過去の恋。
人はよくも悪くも何かを選んでここまできてて、
幸せも不幸せも納得のいかないまま置き去りにしたことも、今の自分をつくってて。
忘れる必要なんてないんじゃないですか?
ただ、忘れられない事を理由にココから歩けないとか誰かを愛せないとか
そういうふうになってほしくないだけで。
それじゃアキが17年もサクを苦しめたワルモンになってしまいますよね。
みっともないサクだと思うかもしれないけど、
みっともない分、リアルだと思ったんですが・・・。
そんなに人は強くないですよ、悟れるもんでもない。見せないだけのことで。
パンフにもDVDについてたカレンダーの冒頭にも書いてた。
・・・でも、たとえ今 この胸に君を感じなくても 僕は君を生きていく。
その意味が4,5回みてやっと伝わってきた気がします。
関西では阪神タイガースの優勝ともろにバッティングで
さてどれくらいの人が見てたんでしょうね。
TBSは想定外(笑)。
てんちさんとこに出てた、ロケ地マップによると
重じいの写真館はもう撤去されてるんですね。残念。
昨日のテレビ放映でまた盛り上がって
近所のやからは防波堤を走ってたりなんかして・・・?
二人の「好きな映画」とブルース・リーへのオマージュを探すために・・・
『小さな恋のメロディ』と聞いたときには、「俺も好きだよ!」と叫びそうになってしまいました(まゆつば)。
週末はロケ地へまた行ってこようかなぁ?(笑)
久しぶりに映画を見て泣きました。
冷静に見ると律子が・・・と思えますが、難しい事は抜きにして(笑)
トラバありがとうございました。
Agehaさんの記事読ませてもらいました。
俺、阪神の優勝を見届けてから_(^^;)、途中から思いもしなかった「セカチュー」を見てはまりました。そんなことを思わず我がブログにも綴ったわけです。
律子のからみが途中からだったので良く分からず、最後にその謎が解けました。
>人はよくも悪くも何かを選んでここまできてて、幸せも不幸せも納得のいかないまま置き去りにしたことも、今の自分をつくってて。
・・・・・・
>みっともないサクだと思うかもしれないけど、
みっともない分、リアルだと思ったんですが・・・。
Agehaさんの記事が読みやすくて、共感する部分があって嬉しくなりました。てへ(* ̄ー ̄)>
初参上ながら、ちょっと気に入ってので、我がブログのブログリストに登録しちゃいます。
これからもよろしくお願いします。
\( ̄ー ̄)/ ほ〜い
>同じ時を過ごした律子がアキを愛したサクごとうけいれて
これ、「めぞん一刻」も同じですね。
まあ、初恋の人と死ぬまで一緒、なんてことはほとんどありません。
誰しも、相手の過去をひっくるめて愛していくんです。
ただ、セカチュウやめぞんは、過去の人が死んでいるので、想い出のままで残っているのです。
そこだけの違いですよ。(それは大きい違いかもしれませんが)
気にいっていただけてうれしいです。
この映画Back to 1986。この年が自分にとっても
ターニングポイントだったので
映画と全然関係のないとこで思いいれが深くて
いままで正直何度もブログでは取り上げたんですが
いまだに切なくなるんです。
ロードショー行ったときは
柴咲コウのアップのあとタイトルクレジットが出るんですが
もうそっから涙が出てたと言う、異常さで。
やっと涙なしに見れたから書き直しのエントリをしましたと。
・・・そうですね、中さん。
でも、本来それはその人の今を形つくったものではあっても
直接表だって出てこないもので。
律子はキューピッド役だった自分がアキからサクを奪ってしまったと悩み、
サクはアキを忘れられない事で自分をひどい男だと責める。
この二人にとってはわざわざかさぶたをはがして
痛みを共有する必要があっただけのことなんですが。
でも、だからサクの選んだ相手が律子でよかったのかもと。
あくまでもアキを思い出として描いた・・・。
あなたの今を生きて欲しいと願う、
アキがホッとするようなエンディングを描こうとしたのが映画版で、
テレビ版は見てないんですがおそらくはアキメインで描いたんだろうなと。
小説から発展するかたちで作られた2つのセカチュウ。
私のまわりはドラマ版支持者が多いんで
今度はこっちを見ないとな〜って・・(遅っ)
この映画は、「現在のサクと律子の物語」…その通りですね。
サクと律子が一緒に歩んで行く為に、亡くなったアキの「後片付け」をするお話だと思います。
私も、4回観てそう思えるようになりましたよ。
ちょうど8クリを見たあとだったので
写真が語るものをまた考えてました。
サクとアキの結婚写真。
あの時の二人の思いがそのまま閉じ込められてるんですよね。
それから最後のテープ。
会おうとしなかった理由、それからこれからを
生きていくサクへのメッセージ。
やっとサクは後片付けができるようになる。
こればっかりはアキの声じゃないとダメで。
それから周りがどれだけ心配しても
自分で乗り越えないと仕方ないんですよね。
ブログにご訪問ありがとうございます☆
実はセカチューは原作を読んでもイマイチだったので
あんまり映画も興味なかったんですが、
『行定勲』『森山未來』『柴崎コウ』につられてミーハーで見ました。
そしたら意外にいい作品で…感動してしまいました。
未來くんの演技が最高でした。
原作では感じられなかったアキへの想いの消化の仕方なんかが
描かれてるように思いました。
残ったんですがその物足りなさを
映画が補ってくれたのでかなりハマりました。
ただ、柴咲コウのキャスティングだけは
こりゃ原作売り上げ貢献者(!)に
気をつかったかなと。
本来原作には登場しないキャラをメインに
もってきたことが原作やテレビ版のファンには
ちょい不満なのかも・・・。