2007年09月24日

13番目の香料〜「パヒューム ある人殺しの物語」〜

perfume.JPG

お〜どっかでみたことあるオッチャン(失礼)やと
思ってたら
スネイプ先生やないですか。(↑画像左側)

この主役のおにいちゃん、
その嗅覚で探偵とかしたらよかったのに。
警察とかにこういうひといたらものすごく活躍できたのに。

でもそんなの関係ね〜そんなの関係ね〜そんなの関係ね〜
ハイ、オッパッピー♪

yoshiokojima.JPG

誰かに似てないかってず〜〜っと思いながら見てて
そや!と思ったのがコレって・・・
すっきりしたけど・・・ええん?それで。(爆)

人を支配することさえもできるという
13番目の香料は伝説の中にだけあるはずだった。
ところが究極の香水を求めて
その香りを瓶に閉じ込めることに成功した男がいた。
さてその原料は・・・。

いや〜感心したらあかんのですけど
最後のどんでん返しはすごかったな。
そこまでできるんですか。
ハンカチひとふりで。
ある種気持ちよかった。
香りの力でここまでできるとは。

誰しも認められたいという思いはある。
何かを成し遂げたいという思いはある。
・・・でもたどりついた香りがコレで
それを閉じ込める方法がコレってのは・・絶句。
突き詰めた思いや情熱の行き着く先に
人としての理性も感情も吹っ飛ぶもんなのかな。

しかもそれをもってしても出来上がった香水で
自分の心が満たされるかというと、
洗脳されることも魅了されることもない。
最後にとった行動に
あ〜もったいないと思わず口にして(コラ)
そのあと・・・
え、何、何が起こったの?という
2回目の衝撃が来てエンド。

究極の香りがどんなものか
それを映像と音楽で伝えようとする、
コレは相当大変な作品を作ったなと。

気持ち悪いのに切ない、
しかもやりきれない映画でした。
でも、こんな香水が実際あったら
それはそれで世界はメチャクチャになるよな・・・。
posted by Ageha at 00:39| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(14) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 いきなりラスト15分で「寓話」っていうか・・・
それまでのシリアスさから、無理やり納得せざるを得ないお話になってしまったけど、いろんな意味で好きな映画です(笑)

 彼自身も究極に愛されて幸せな最期だったんだと(笑)
Posted by しんちゃん at 2007年09月24日 07:01
ありえない展開でしたね。
「毛皮のエロス」もあり得ない毛皮です。はい。
ジンギスカンは怖かったです。この映画。
Posted by さっぽろジンギスカン at 2007年09月25日 19:41
こんばんわ!あっしゅです。

これ観ようと思ってるんですよ!本当は映画館で見たかったんですけどねぇ〜!

だけどもだけどぉ〜♪

仕事が忙しくてそれどころじゃないですよぉ〜!

でも、そんなの関係ねぇ〜!はい!おっぱっぴー!

今度観てみますねぇ〜!
Posted by あっしゅ at 2007年09月26日 19:04
しんちゃん、どうも。

その日暮らしにも困る人々の前に立って
彼が自分にふりかけた魔法は
人も彼もホントに幸せにしたのでしょうか。
土に返ったといえば確かにきれいに収まったかも
しれませんが正直フクザツです。

やってることはメチャクチャやのに
その目があまりに純粋で
なんだか私も魔法にかけられた気分でした。
気持ち悪い殺人鬼のはずなのに
責められないというかなんというか・・・
Posted by Ageha at 2007年09月26日 21:58
さっぽろジンギスカンさん、ようこそ。
いきなりおしかけてどうも。

怖かったですか。
私はやたら美しい死体にみとれておりました。
匂いをかぐという異様なシーンさえも
気味の悪さよりも人の探究心はここまでいくのかと
見入っておりました。
クライマックスも地獄絵図というひともいますが
私はありえない展開なのに
絵画を見ている気分でした。
で、意外にこの作品よかったと思ってます。
Posted by Ageha at 2007年09月26日 22:02
あっしゅさん、どうも。

冒頭の魚市場のシーンさえ我慢できれば
オッケーです。
これほどスクリーンから嗅覚に訴えるシーンは
(それもかなりエグくて気分悪い)
なかったかと思います。キツイっすよ。

でも、そんなのかんけ〜ね〜・・・

ってもうエエって。( ̄▽+ ̄*)
Posted by Ageha at 2007年09月26日 22:07
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