チルドレン | |
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先日がアヒルと鴨・・だったので
WOWOWで放映された分のDVDをレンタルしてきました。
あ、でもこれは原作読みたいかも。
チルドレン (講談社文庫 (い111-1)) | |
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アヒルと鴨の河崎にしても、陽気なギャングの響野にしても
そして今回の陣内さんにしても、
伊坂作品のクセというか、
彼の原作を映画にすると
絶対こういうヤツが出てくるんだろうなって
な〜んとなく感じました。
エエ加減なんだけどそのセリフのどっかに
こっちが納得してしまうもんがあると
妙に人の心をつかんでしまうというか
ええ〜それでええの?!っていう話なのに
なんか丸め込まれてしまうっていうか・・・。
先日「キャッチボール屋」のレビューを書いたんですが
そのときの主人公だった大森南朋さんが
役柄でコンだけ変わるんだっていうくらいの変貌ぶりで
いやちょっと好きになっちゃいました。
・・というかこういうキャラクターに弱いのかもしれません。(え)
家庭裁判所を舞台に
坂口憲二さん扮する武藤が
先輩に振り回されながら、子どもたちに騙されながら
不器用でもなめられてても親でなくても
小さな「奇跡」を起こしていく話。
騙されるのと裏切られるのは
違うんですよね〜〜ってサワヤカに笑えるようになった
・・ってことは、一歩前進。
ま〜でも映画みたいな話というか
銀行強盗で人質になっちゃったり
そのときであったひとに一目ぼれしたり
担当になった子どもが狂言誘拐やっちゃったり
・・・そら少しは成長せんと。(え)
冒頭の強盗シーンはなんだか「インサイドマン」でした。
仮面で顔がわかんないから
人質にまじって出てきても捕まらない。
しかも内部の犯行ときたもんだ・・・。
で、それを状況説明するはずの人質さんが
ぜ〜んぶ「推理ですけど」ってペ〜らぺら
解説しちゃう。
・・・加瀬亮さんがさりげにかっこよかったっす。(笑)

親がちゃんとしてりゃ子どもはグレねえんだよって
それ言われると思わずわが身を振り返る。
芥川をバカにするわけではないけど
文庫本にはさんだ便所の落書きメモが
少年の心を更正しちゃうことだってある。
そうそう子どもはCHILDだけど
複数はCHILDSにならない、
変貌しちゃうんだよな、団体になると・・・。
でも一人になった時にフツーに戻れるやつはいいけど
一人になっても心の闇をかかえた深刻なヤツもいる。
このたとえ、この現状は痛いとこつかれました。
小西真奈美さんがやってた女性は
過去の万引きのトラウマから逃れるのに
何年もかかった。
実際親でもない家裁の人間が人を救うなんて
奇跡だっていうけど
誰かが誰かのこと真剣に思えばその気持ちはきっと通じる、
強盗に入られた家で犯人と少年が仲良くなってしまうように。
・・・いやまあこれは映画だけの話・・ということなかれ。
事実は小説より奇なりってこともあるじゃないですか。
ドラマも楽しめたんですけれど、今回好みから言ったらやはり原作の方が好きですね〜^^
変わった構成になっていてその辺も楽しめると思いますよ♪
伊坂さん作品の中でもオススメなので是非読んでみて下さいね〜
「インサイドマン」→そうですよね〜!原作を読んだのが映画やってたころで思い切り私も思っちゃいました^^
今「チルドレン」読書中です。
うん、映画にするときに
原作を一回バラバラにして組みなおすから
同じ素材で別料理を作っちゃいましたって感じの
DVDなんですね、コレって。
陣内さんがギターで弾くのは
ボブディラン。
・・やっぱ伊坂作品て
どっかでつながってるんですね。( ̄▽+ ̄*)
大森南朋さんは一度だけ生のお姿を拝見したことがありますが、スクリーンの中とはまた違うミュージシャンのような格好良さでした。ワタシ的にはまたラブストーリーでの彼が観たいデス。
私はレトリバーを連れた、加瀬亮さんがツボでした。
音だけでバッチシ推理しちゃって
ペ〜ラペラ謎解きやっちゃって、気持ちよかった。(笑)
大森南朗さんてハンサムではないんだけど
渋く決めようとすると意外にサマになる感じの
人ですね。(なんか失礼な言い方でどうも)
「キャッチボール屋」のときのキャラも好きでしたが
「チルドレン」の陣内さんはもうサイコーでした。
身近にいるとハラたつかもしんないけど
見ててこれほど楽しいひとはいない。(ノ*゚▽゚)ノ