えらいペライ文庫本だったんで1時間もかからんかったんと
ちゃうかな。
アルゼンチンババア | |
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これを鈴木京香さんがどう演じるか見もの。
でもなんとはなく、頭の中で役所広司さんと
堀北真希ちゃんと鈴木京香さんを勝手に動かしながら
読んでました。
う〜ん、母親が死んで父親がその日から失踪。
どこにおったかってオンナんとこ。
・・・納得するか?フツー・・・。(ノ*゚▽゚)ノ
その相手がまたえらい摩訶不思議なおばちゃん。
通称アルゼンチンババア。(ノ*゚▽゚)ノ
でも人は見かけによらないステキなひとという設定。
ボロは着てても心は錦てか?
部屋の中がすごいことになっててもええわけですか?
う〜ん、誤解されてもしゃ〜ないような風貌の彼女は
その生活ぶりとは裏腹に
この父娘と
なんとなく家族のようなものを形成しながら
それがさも自然であるかのように
何事もなく穏やかに時間がすぎていくわけで
よしもとばなな初体験のこっちとしては
え?え?それでええんですかってくらい
話がすんなりすすんでいって置いてきぼりを食らいました。
そうそうこのお父さんの行動も
容認できるかどうかでこの作品の見方が
変わるでしょうね。
娘も娘やし。なんですんなり受け入れられるかなと・・。
そういうもんをすべて包み込んでしまう
アルゼンチンババアの魅力というものを
さて映画ではどこまで見せてくれるのか楽しみです。
この不思議なつながりや優しさに満ちた世界を、
人の生死をすんなり受け入れていけるファンタジーを、
楽しみに待つことにします・・・。
あともうひとつ。
大切な人の死がきっかけなのか、
それとも新しい出会いがきっかけなのか、
このお父さんのような年齢になっても
人生の転機ってあるんだなと漠然と考えたりしました。
一瞬にしてすべてが崩れ去った後にも
新しい光が見えてそこへ向かって歩き出すちから。
いくつやからもう夢なんかないとか
もうこの人生何にも変わらんとか
そういうもんじゃないんだなとちょっと希望が見えました。(?!)
そうそう印象的だった言葉が
お母さんが亡くなるときに娘がもらったという
「大きな贈りもの」
何かを受け入れる大きな力。
・・・そっか。だからオールオッケイなのか。
(遅っ)
この表紙の奈良美智のイラスト、タイトルに使われているんですよ。
よしもとばななの本とイメージかぶせてます。
原作割りにに短いんですねー?
読む時間を作りたいです。
いつもTBばっかしでスイマセンです。
置いてきぼりをくったわりには
ものすごくすんなり読めたというかあっけなかったです。
モノが散乱してる家も、ボロをまとって臭ってる彼女も
そこまで言わんでもという描写をして、
それってユリさんの内面を際立たせるためなんですかね?
それでも凛としてる天使のようなひと。
そしてこの親子
まったく抵抗なく違和感なく接して
しかも癒されていくと。
なんかの魔法がはたらいてるとしか思えず。
う〜ん、やっぱり見て見ないと
どんなんかようわからんです・・・。f(´−`;)
で、キレイすぎてブキミ?
ますます謎です。(笑)