↑こちらにかなり詳しい解説と映画のシーンにそった、長崎の街案内が
でています。
TV版解夏こと「愛し君へ」のほうはどちらかというと
ラブストーリーのほうに重点が移って
目が見えなくなっていく事を受け入れて、自己再生していく過程で
彼女との愛をはぐくんでいく話だったのですが
こちらはさだまさしの原作にかなり忠実で
しかも話のほとんどが長崎の街とともにストーリー展開していきます。
どちらかというとクリスチャンのイメージが強い長崎ですが
意外に寺もあるんですね。
街並みもまた第3のキャストといっていいんじゃないかと思うくらい
映画の持つ雰囲気をとりこんで包んでくれているような気がします。
いわゆる5感といわれるものの何がなくなると一番辛いかな。
この主人公隆之はベーチェット病で最後には視力を失うんですが
この病気の皮肉なところはそれまで体中におきていた、痛みやただれや
発疹が失明と同時にぴたっとなくなるんですよ。
人によって症状はまちまちなんですけどね。
恋人、友達、そして「解夏」の話をしてくれたお坊さん。
まっくらになるというより白いもやの中にいると思えばいい・・。
彼の再生の物語が始まるところで映画は終わりますが
視力のかわりに彼が得たもの、身に着けたものがきっとあって
なくしたものばかりではないと思うんですよね。
それは逆に健康な私たちにはわからない大きな力、暖かい力。
・・そこにたどりつくまで悩み、迷い、受け入れられずに泣き叫びもしますが
彼はもう大丈夫。ラストシーンの穏やかな顔にほっとします。
映画自体はとても地味ですがあたたかい余韻が残ります。
夜TV放映があるのでもしよかったら見てね。
![]() | 解夏 さだ まさし ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
私も一度、失明宣告を受けていますが奇跡的に助かりました。その後、また目の難病にかかり、白い霧の中にいるような見え方も経験しました。今は調子が良いですが、発作が起こると手術しないと目が見えなくなります。
普通はそこまで悪化しない病気だそうですが亜種だそうで…。これからの暑い季節は水分補給が増えるから発病しやすく、要注意なんです。
私の病気もぶどう膜炎の一種なんです。
なんでなるのかなぁ。(@_@)
いい街だと思いますよ。
すいません、そんな病気をかかえてらっしゃるとは思ってなくて。
人によってまちまちなので心の準備すらできない
ケースもあり、また自分がその運命を受け入れる
所まで心がたどりつく何かと出会える人もいる。
こればっかりは先のことなんて誰もわかんない。
ただ、自分の身に置き換えて考えた時に
どんなに平凡な人生でも元気でいることだって
実は十分な幸せなのだと。
病気をしなきゃ切実になれない、「今を生きる」ってことをとても考えさせてくれます。
ここもまた坂や階段がやたら多い。
耐えるという感覚のないまま受け入れる事のできるもの。
よそから来た人にはしんどいものでも
そこに昔から住んでる人には当たり前のもの。
実際坂や階段をのぼるシーンの多かった事。
そういう何気ないものすら人を育てるような気がします。
みっきーさん、昔まるでさだまさしツアーかというくらい、長崎の街を歩きました。
ここへ行く前に福岡の大宰府もね。
いろんな国の文化がそれぞれの色彩を放ちながらも1つにとけこんでいる不思議なところ。
教会の鐘と寺の鐘が追いかけるようにメロディを
奏でることに違和感がない・・ってのはここならではでしょうね。
ただ失明する怖さは当人にしか解らないと想います。
映画のように幸せな?迎かたをする人はほんの一握りなんです。生活とか、今後の事があるしね。
重くてごめんなさいm(__)m