阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック | |
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実は2000年と2003年に舞台でやってるんですね、これって。
で舞台でも主役の出門を演じた市川染五郎がそのまま劇場版でも登場。
時代劇、歌舞伎、刀を使ったアクションの立ち振る舞い見てると
この人の代表作になるやろなってくらいはまり役でしたね。
舞台版の阿修羅は富田靖子・天海祐希がやってて、変化した後のことを
考えるとこっちのほうが迫力ありそうな気がするんですが
宮沢りえを起用したことでラブストーリー重視の出来になったのでは。
(舞台みたわけじゃありませんので推測ですが)
滝田洋二郎監督って「陰陽師」の時もこの人しかいないって
野村萬斉もってきてあたりましたけど、脇を固める男性キャストも
ひとりひとりがオーラを放っててその辺の人選がすごかったなと。
バイハと悲恋をジャズでおとす・・そうきますか。
なぜに「マイファニーバレンタイン」。
時代劇アクションにロックは多いですけどスティングにジャズを
歌わせる・・・エンディングの選曲と人選にちょっとびっくり。
やっぱり難癖つけちゃうんだけど、アメリカのSFXと
比べちゃわりぃけどどっかね物足りないの、仕方ないんだけど。
それと阿修羅の立ち回りがね・・・・。う〜んオシイ。
それ以外の部分はもう、わ〜きゃ〜もんで(??)
女性の好きそうな悲恋です。言っちゃってほしいセリフや
こうしてほしいアクションとってくれるのでもう最高!
・・で、ストーリーの展開上濡れ場がどうしても必要なので
彼女にむりやりひっぱってこられた男性陣もちょっとは楽しめる。
そういう映画です。(そんな説明でええんか??)
・・・”妖術「赤い糸」”。きゃ〜縛られたいっ。(あのね、
そういう趣味じゃなくってね、・・)
この映画のなかで唯一「特撮ってええわ〜」と思った瞬間でした。(笑)
逃げる体を捕まえたつもりで心は奪われているなんてうわ〜・・・。
(ひとりでもりあがってどうもです・・)
童の姿で人間界にやってきて最初の転生は殺されること。
次に若い娘の姿で「この世でいちばん強い男」と愛し合う事。
そして最終形態”阿修羅”に転生するのだけど、
・・闘神と呼ばれた雄雄しいイメージはどこにもなくて
なんか彼女が昔やった三蔵法師がかぶっちゃいました。(おいおい)
ここで問題です。あなたは、自分の彼女の顔をいくつ知ってますか?
童の時は「かわいらしさ」、乙女の時は「はかなさ」と「うつくしさ」
(もっと言っちゃうと宮沢りえってツバキを演じてる時は喋ると
子供じみてるのにラブシーンは別人だし、当然阿修羅も演じわけてます)
そして圧倒的な強さをもった阿修羅の怨念と毒のある微笑。
「あなたなんか出会わなきゃよかった、人も鬼もみんな滅びてしまえ・・・」
繰り返して聞きます、その変化にどこまでついてこれますか?
それでも好きだと言い切れますか?たとえ殺されてもです・・・。
そのくせ、城にのりこんできた出門と殺しあうシーンは
どうみても嬉しそう、楽しそう。そして悲しい。
ワイヤーアクションのちゃっちささえなんとかなれば・・・。
何かをつきつめて命まで賭ける・・時の姿はある種みんなとりつかれたオニです。
心に魔物がすんでる。出門やツバキだけじゃなく邪空も芝居小屋のオヤジも
鬼御門の頭領も。人は誰でも鬼になりうる。そんなことも思いながら。
小指をつないだあの糸以外は映画じゃなくても・・・、
と言う意味で☆4つ。好みの分かれる作品ですがAgehaは
はまりました。極上エンターテイメントです。
舞台でうけたのもうなづける。あとは特撮だねぃ・・・。
なくてもいいです、役者の演技は最高でしたので・・・。
だから映画でなくてもええやんって感想になってしまったわけで。
瞳と牙が蛍光グリーンの鬼は、バイハかよって勢いで斬りつけてきますけどね、
いきなり。・・ってアレも映画ならではか。
期待していなかったせいか、かなり楽しめましたよ。椿の「なんだこれ!?」ってところで宮沢いいな〜、って思って、濡れ場でサンタフェを知ってるだけになぁ。
そして転生してからは、宮沢カッコエエ〜。
はっきり言って染ヤン、がんばってるけどどうでもいいよ。宮沢映画だよ。
ラストの二人の殺陣は、「殺し合うほど愛し合っているんだなぁ。」って納得させられちゃいました。
・・・やばい。ネタバレだ。
んとにもう、ああいうタイプがよいわけね。(笑)
年の話で申し訳ないけど、30すぎてますよね。
なのにセリフ喋ってる時の声のトーンなのか
雰囲気なのかそれが15,6の子供みたいな
ところがあって。彼女自身がもつギャップも
すごかったなと。
そのくせ見つめあってるせつない顔は
色っぽかったりするからふ〜んって。
演技力もあるんでしょうが、シーンによって
そんなに一人の人間かわりますかってとこで
すごい女優さんになったんだなと。
女性からみても着物ずらして肩を出すシーンは
ドキッとするもんがありましたよ。
・・いや骨っぽくて痛々しいのもあったけど。
なんだか最近すっかり『和』のイメージですよね。
骨っぽくて痛々しい、違う意味かも知れないけれど
痛々しいその感じが かえってイイのかも・・。
”恋をすると鬼に変わる”って
『女』そのものかも知れないな・・とも思ったりして。
好きだから いろんなことが許せなくなって
心が 鬼みたいになっちゃってるとき
そういうことってあるでしょう。
バルタンさんのセーター事件とか(笑)
以前、Agehaさんもそんなこと書いてたしょ^^
早く観たいけど これまたDVDになるんだろうな〜;;
ヤキモチとオニはちと違うような・・って
そんなにコワイ形相で問い詰めてませんからぁ〜〜。
少なくともこの映画では最終兵器阿修羅(!)に
なるための条件が本気で誰かを好きになる事で、
しかも阿修羅の魔力を高めるためには
選んだ相手が強ければ強いほどいいってだけで。
映画のなかで”出門を殺さなければ、本当の阿修羅になれない”というようなセリフを言います。
ということで人間の心、人を愛するこころは
捨て切れなかった、殺すというより会いたい、
それだけの思いで城の最上階で待っていたような
気がするのですが。
江戸の町に火を放つくせに邪空戦を助けたりしますからね。そうそう、邪空が実写版べジータやって書いてた人もいました。ウケタ、ウケタ。
もしも俳優陣が演技をもっと漫画的にやって、映像に遊びがあれば(堤幸彦のような)もう少し毛色の変わった面白い作品になったように思うのが残念です。
そしてなによりも「切なさ」が感じられないのは痛い!
けっこうあちこちのサイトさんみて思ったんですが
染五郎さんで舞台やって成功してその自信で
フィルムまわしたはよかったが舞台をDVDに収めたような作りになってないかって
おっしゃる方が多かった事。
舞台は見てないんですが天海祐希だったら
もと宝塚オトコ役ですからもすこし貫禄あったかなと。
そこまで舞台上等で主役をそのままにするなら。
Ageha的にはりえちゃんがやると阿修羅というより
ひらひらした三蔵法師(!)でしたからぁ〜。
ワイヤー使いこなせないお姫さまの殺陣は
ちょっと・・・。
ほんとに舞台でいいですね〜^^
映画でやるなら映画の良さを追求して
欲しかった。。
余談)だし→出汁・・・^^;ウケマシタ)^o^(
映画でブログ書いてらっしゃる方の観察力には
ホントびっくりです。
こちらはどっかに目が奪われるともうそれだけで
ワーキャー言ってますので。
映画的にどーよがあっても誰々が出てるからいいのとか。(笑)
同じ日にコンスタンティン見ちゃったもので
目の色ちゃうだけで下っ端はちゃっちいなとか
ひとまとめにしたりしてね・・(おっと・・)
ほとんど同じ意見です。
あの緑の血しぶきは、プレデターを思い出しました。
プレデター・・そういやそうかも。(笑)
激やせりえちゃんゆえの儚さは
うまく利用したかもしれませんがねぃ・・。
やっぱコンスタンティンと同じ日に
見るんじゃなかったよぉ・・・。
アクションよりも内面の繊細さを描くほうが邦画らしいのかもね〜。
時代劇にしたって日本人にしか作れないものがあるのに
どうも特撮入れるとイタタタタ・・はもったいないね。
まったく同意見です。
でも、コンスタンティンと比べるのは、かわいそう。予算も全然違うし、なんて、完全に染五郎様贔屓。
染五郎さんの魅力全開だったんですが
映画を撮っているのに彼の動きだけが
妙に舞台っぽかったなと。
主役はあくまであの二人なんですが、
脇を固める人らもそれぞれ存在感があって
役者の面々を見る限りではかなり贅沢というか満足感がありました。
・・でも特撮がな〜・・・。
ホントそれだけです。オシイ・・・。
SFXはしょぼかったですね。
もうちょっとなんとかならんのでしょうかね?
宮沢りえは良かったです。
演技も、女性の魅力もばっちりでした。
ま、まあ「コンスタンティン」と
比べるのはかわいそうだとしても。
日本の特撮ってまだまだなんですよね。
ハリウッドほどお金かけられないってのも
あるでしょうが。
アニメのレベルは世界一なのにな〜・・。
宮沢りえさんの起用は
Ageha的にどうしても三蔵法師に見えてしまって・・・(笑)
激やせりえちゃんの姿を
痛々しくってちょっとねというひとと
それが儚さをかもし出してるのよと肯定するひとと
見方はいろいろですね。