2005年03月12日

救いのない物語〜「誰も知らない」〜

う〜ん、長かった。
淡々と日々を重ねていくだけの流れが
心の中でどんどん重たくなっていく。
そこで終わっていいのかよっていうエンディング。
・・でもあのまま延々とつづってしまったとしても
警察か裁判所か病院か施設か・・・いずれにしても
悲惨な結末は目に見えている。
見た人に考えてほしかったのだろう。
・・・これは実際にあった事件を元にしていると。

終わって1時間たってもなんだかどすんとした荷物が
このへんに引っかかっている感じがする。

コンビニのおにいさん、おねーさん、不登校の少女。
確かにわずかばかりの人との心の交流のなかで
かろうじて生き延びてる。
でもそんな毎日に明日はない。
実際にそんなギリギリの生活のなかで
さらに悲しい事件がおきてしまう・・・。

愛だけでもお金だけでも人は生きていけない。
12歳の子供が何ヶ月も生き延びるだけでも大変なのに
彼はそれでも残り3人の弟や妹と日々をやりすごしてる。
しかも自分以外の3人は存在しないことになってる。
学校にも行けず、家から一歩も出ないことが
兄妹で暮らすためのルールだなんて。
いや、それ以前に自分の幸せがほしい、それが
子供との生活じゃないなら産むな、バータレ。
とにかく子供を捨てていったオカンに腹たって腹たって
・・・で自分におきかえるじゃないが
家族は大事にしようなって改めて思ったりなぞして。
当たり前の毎日でも大切にしようなって。
・・・レミオロメンのエントリとおんなじまとめでどーも。
あんなひどいのないよっ。

って急に優しくなったら気味悪がられたりして・・・?
   
昨日、けっこう感情にまかせてエントリしていて
ネタバレもへったくれもなくてどーも。
カンヌで最年少最優秀主演男優賞をとったことで
有名な映画なもので、今さら説明もないかと・・。

近頃の子供は・・ってつい口にするなか、
これほど大人だってなってないじゃんっていう映画もないわけで。
で、正直おもしろいとか感動するとかもりあがるとか
映画に対して、非日常の娯楽を求めて普段見てる感覚で
これ見るといきなりガーンってくるもんがあって。

これは、多少の脚色はあっても事実なんだってことが
やっぱり重い。で、子供を守るための法律そのものが
4人で暮らすことの障害になるのも辛い。
それゆえに「誰もしらない」ところで
戸籍にもない、一人の幼児の命がきえてしまう・・・。
大人になれない大人が引き起こした事件は
彼女を責めるだけじゃ何も解決しないんだけど
この映画のキャッチコピー「生きているのは大人だけですか」が
ホントに心にささったまま抜けない。
ここまでひどくなくても子供が大人の考えや事情に
振り回されることは多々あるわけで・・・。

んで自分に置き換えておしつけてやしないか、
ちゃんと話を聞いているか、話せる関係を保っているか
改めて思ったわけで・・。
・・それでもうまくまとめられませんでしたね。

ぜひ、大人に、特に女性に見てもらいたい映画だと思います。
子供のせいで、自由がないとか犠牲になってるとかいう
アブナイお母さんに・・・。
命の大切さも愛情をかけて子供を育てることの大切さも
もいっかい考えてほしいなって・・・。
posted by Ageha at 18:07| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(7) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も知らない・・・
この程度のことしか思いつきませんでした。
(すみません。)
Posted by ミッキー at 2005年03月13日 16:36
いえいえ結局ムキになってしまいました。
(よそで書いてるコメントとキャラちゃうし)

柳楽くんの顔はちょっとだけ似てます、
彼氏に・・。なんで娘のBFに照れるんだ。

オカンにみてほしいと書きましたが
シングルマザーでええわなんちゅうてる、
うちの子らにも見せたかったわい。
女がひとりで子供育てるのなんてそんなに
簡単ちゃうわいって。
あんた自身の人間関係と、覚悟と、何より
子供との信頼関係がないとどっかで破綻するんだって。
マタニティブルーのままノイローゼになって
しまう人だっているんだから。
・・とまた熱くなってしまいました。
Posted by Ageha at 2005年03月13日 16:52
こんにちは!
危ないお母さんには、見せた方が良いと思うケド、
正しいお母さんが見ても、悲惨で腹立つだけだと思うんですケド、、、
Posted by 猫姫少佐現品限り at 2006年03月29日 17:54
猫姫さん、どうも。

見終わってハラがたつとか
怒りで悲しくなるってのははじめてでした。
でもまるでドキュメント映画のようなコレは
こんなこと今の世の中じゃ当たり前に
あるんじゃない?って言ってるようで
そのことがさらにこわかったです・・・。
Posted by Ageha at 2006年03月30日 03:04
日本残念でしたね〜(ノ◇≦。) ビェーン!!
かすかに期待してたんですけどね。。
ブラジル戦の前に勝っておかないと。
日本は負けたけど、W杯はここからが面白いので楽しみです☆

映画について。
あんな母親は最低ですよね〜
これを見たらマジモードにもなりますよ(笑)

「シュガー&スパイス」も楽しみですね。
キスシーンもあるとか。
成長早いなぁ(笑)。
Posted by こーいち at 2006年06月25日 00:53
こーいちさん、どうも。

オーストラリア戦のラスト10分で
全て露呈しちゃったような気がしますね。
体力のペース配分も精神的なもろさも
ちょっとした気のゆるみも。
・・・と、素人がわかったようなこと書いてすいません。
でも実質あの試合を落としたことが
ブラジル戦よりも痛かったですね。

パルムドールをこの映画で受賞してますから
カンヌで飛び切り有名な少年になってしまった柳楽くん。
さて「シュガー&スパイス」どないなりますやら。

・・・成長したな〜ってオジサン発言ですよ。(笑)
Posted by Ageha at 2006年06月25日 15:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

今日の歌謡曲というか映画/「誰も知らない」とnobodyknows+。
Excerpt: tsutayaに行ったら中学生が試聴コーナーに座り込んで「いいよこれ〜」と 言いながらリズムを取っていた。 nobodyknows+の「ココロオドル」。チャート的には 一段落したが、小気味いいヒップホ..
Weblog: 今日の歌謡曲+α
Tracked: 2005-03-13 21:47

『誰も知らない』
Excerpt: 誰も知らない 柳楽優弥君がカンヌで最優秀主演男優賞を受賞したことでも有名になった作品、正直カンヌもあまいなぁって思っていたが、いざ鑑賞してみると、なんで他の賞を与えなかったのか疑問に思えるほどの..
Weblog: ロハンのススメ。
Tracked: 2006-03-29 12:18

映画『誰も知らない』
Excerpt: 1988年、実在の東京・豊島区巣鴨の子供4人置き去り事件、・・自堕落で無責任な母親・・淡々と静かな感情が溢れ、切なく悲しい子供達の物語。 シングルマザーのけい子(YOU)と、明(柳楽..
Weblog: 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり??
Tracked: 2006-05-28 03:08

『誰も知らない』
Excerpt: 感動度 [:ハート:][:ハート:]         2004/08/07公開   (公式サイト) リアル度[:ダイヤ:][:ダイヤ:][:ダイヤ:][:ダイヤ:][:ダイヤ:] 満足度 [:星:..
Weblog: アンディの日記 シネマ版
Tracked: 2006-06-25 00:51

誰も知らない
Excerpt: 製作年度 2004年 製作国 日本 上映時間 141分 監督 是枝裕和 脚本 是枝裕和 音楽 ゴンチチ 出演 柳楽優弥 、北浦愛 、木村飛影 、清水萌々子 、韓英恵 ..
Weblog: タクシードライバー耕作のDVD映画日誌
Tracked: 2006-06-29 16:46

『誰も知らない』
Excerpt: 2003年の作品。感想、ネタバレします。 『花よりもなほ』の監督の作品。『花より』を見たときの記事に頂いたコメントの中に『誰も知らない』のことが書いてあって、どんな映画かな~と思ってレンタルショップ..
Weblog: はなことば
Tracked: 2007-04-18 18:41

誰も知らない(2004)
Excerpt: 12年前の作品なのですね。柳楽優弥が、史上最年少で2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。今も存在感のある見事な俳優さんですが、この年令ならではの輝きに感心しました。しかし、12歳にして..
Weblog: のほほん便り
Tracked: 2016-08-12 11:46
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。