
TSUTAYAに1本だけ並んでたDVDを借りてきました。
「月光花」しか知らないのもなんだかで・・・。
しかもこっちは「オジサンにでも歌えるようなのを」っていう
リクエストに応えたとかでおとーさんにも聞きやすい歌になってまっせと
言われたらこの曲でひっかかったAgehaとしてはそりゃないよってわけで。
枚方西高は2006年の春に最後の卒業生をおくりだして幕を閉じる。
25周年の記念ライヴにジャンヌを呼んで学園祭をもりあげたと。
その時のインタビューやライヴの映像はそのまま使って
それと平行して卒業をひかえた4人の少年がライヴ乗っ取り計画たてたり
日頃のストレスや不満をジャンヌに救われてる、OLや主婦が
なんと制服借りて潜入したり、不登校の子がライヴをみることで立ち直ったり。
・・付属のストーリーはまあこっちへ置いといて。
この映像の中に出てくる、淀川や枚方市駅周辺の景色はもろに今自分の
テリトリーなわけで、ライヴハウス「ブロウダウン」はものすごいお水系の
店のはいってるビルの一角に今もある・・(というかここしかないんじゃないの?)
そっちで笑っちゃいました。Agehaは出た事はないけど、関西外大へすすんだ
友達がここでライヴやってたから懐かしくって・・。
で、何?卒業して就職しても、進学してもバンドは出来るやんって事を
言いたかったのか?30すぎて凱旋ライヴできたからいいようなもんの
世の中そんなに甘くないよって教えたかったのか?
ジャンヌのなかにもいったんは就職して、でも「夢をみないか」って
バンドに戻って来た人もいるんだけど、その時は22くらいで
まだ今ならダメでもやりなおせるし・・で今に至ってて。
好きな事なら芽がでなくても10年近くを音楽にかけられますかってことか?
市内の中・高生に見なさいって言ったのはそういう事を考えてほしかったんだろうか。
地元から巣立って行った、成功者のサンプル?(いやな言い方だな)
高3の進路はいいかげんマジで自分の人生考える時で
ちゃらちゃらギターなんか弾いてんじゃねーよって周囲は思うだろう。
「”白昼夢”まだ覚めなくてもいいよな」ってドラマの主人公たちはそう言いながら
ひとりは会社帰りのネクタイはずして笑う。映画はそこで終わってしまう。
大人になって振り返るジャンヌはともかくホントにそれでいいのって
親の立場では考えてしまった。娘がファンの子はフィルムコンサートだって
喜ぶかも知れんけど、それ以上でもそれ以下でもないってばっさり
切り捨てた意味を納得してしまった。
音楽で癒されたり、救われたりする事の力は理解できても
さて自分の子供が・・なんてことまで思ってしまった。音楽に限らず
思い通りにならない事はいくらでもあるのだけど、
それは大学へ行こうがちゃんとした会社に就職しようが
それがしあわせなのかどうかは本人次第なんだけど。
・・でも夢を追いかける事に人生かけちゃうのって勇気いるね、ホントに。
本人がもがいてんのに周囲が何やってんだいつまでって言いかねないし。
映画そのものの出来はともかくいろいろ考えさせてくれました。
もちろん巣立つまでの協力は必要だけど・・
見守って信じてることを理解してくれてるなら
回りがじたばたしなくても進んでいけると思います。
子供って案外ドライでうまくかわすことも知ってる。
むしろ大人の方があたふたして
問題大きくしちゃってることもあるよね。
学生時代・・・悩んだりしたことも今は封印されるがごとく
忘れちゃったりしてるけど。
ヒラカタと聞くと必ず♪ヒ・ラパー♪っていう
CMのあのフレーズが脳内リフレイン
♪ヒ・ラパー♪です。(笑)
バルはフリーフォールもジェットコースターも
大好きなんだけど、唯一怖いって言ってたのが
・・これが出来る前のちっちゃい観覧車。
さびて、ぶっこわれるんちゃうかってくらい
キーコキーコ音がして、子供を乗せて
生きた心地がしなかったそうで・・。(おいおい)
中学時代タバコすったり、せんせ殴ったりしてた
男の子が20歳ですでにスーツが似合ってて
人生ってな〜なんて事を言い出す。
もちろん苦労しただろうに、それをケタケタ
笑い飛ばしてお前らよりがんばっとるんやでって
ばしっと肩をたたく。
大学にいって遊んでる子が子供に見えた。
そりゃ人それぞれで、もしかしたら一生
形になんないかもしれない。でもそれは親が
こうしなさい、ああしなさいって言えるものでなく。
下手にダメダメって可能性をつみとったり
しないようにしなきゃねって思うわけです。
親子の間に信頼があればやってける。
そのためには何気ない毎日も大切にしないとね。
・・そういう意味で子供と向かい合う大切さを
認識させてくれたなと・・いうことにしとこ。
・・DVDの苦しい誉め方。