
このポスターや

このチラシのイメージなら正直なところ
ピュアな純愛を思い浮かべませんか?
詐欺だ〜〜〜〜!!!!!(笑)
ってくらい、セリフがどっぴょ〜んだったんですよ。
オバチャンアングリ、お目目ぱしぱし、耳絶句。
え、ホントにこんなセリフ言うの〜原作でも言うてるの〜〜〜〜〜!!
というくらい衝撃的でした。
…ってこんな書き方したら
ヤマト見に行ってアナライザーがよかったいうてるのと
レベルいっしょやな。
本編ムシしまくりやん・・・
さて、ひととおり叫んだところで(おい)
本題にはいりましょか。
親友が自殺しました。
その彼女と再会するもつかず離れずの恋愛
いやそれすら正直なとこホントに愛していたのかも怪しい。
予告では「直子は僕のことを愛してさえいなかった」というてたけど
ワタナベ本人もホントに愛してたんだろうかってのが見た私の感想。
直子はキスギが死んだショックから結局立ち直れなかった。
ワタナベを愛そうとした・・かもしれない。
いや助けてほしかったのかな。
その続きには愛するってこともできたのかもしれないけど
実際は・・・。
で、ワタナベもまた
彼女を救おうとして、救えなかった。
そこに愛がないわけではないんだけど、
自分が思っているよりもこの恋は「やっかい」で
結局ワタナベは彼女の苦しみや悲しみに触れることができなかった。
身の程知らずだった自分を思い知らされる。
・・・恋だけはどんなに繰り返してもそれに慣れるということがない。
今苦しんでもそれが次にまた別の苦しみに出会ったときに
その体験が何の解決策にもならないからまたもがき苦しむ。
その時その相手によって毎回毎回人は恋にビギナーで
どこまでいってもうろたえてうろたえて
自分の力量を思い知らされるんだよな・・・。
このなかで登場するもう一人の女性、緑の存在が
わたしにはビミョウ〜。
彼がいて、それでもぜんぜん違うタイプ(なのかな)のワタナベに惹かれる。
途中で彼とケンカ別れしたあと、気持ちがワタナベに傾いていって
最終的にはワタナベが「自分一人を選んでくれるのを待ってる」わけで。
・・・そういうもんなんかな?
ワタナベはワタナベでこの二人の女性の間をいったりきたりで。
あ〜みんな心にふたりおるやつばっかで恋愛しとるやんけ。(わわわわわ)
おそるべし村上春樹(いやそうじゃないだろ)
・・・うちの娘が行こうかなって思ってたんだけどっていうから
う〜〜ちょっとこれはよう薦めんわ〜って苦笑してしもた。
恋愛がまだ少女マンガみたいにキラキラしてるやつには見せたくないな。
現実直視も、こんなもんだよもありなんだけど、
10代でカレシィと見に行くのはちょっとやめといたらって
ついつい老婆心で言うてしもた。(笑)
そういう作品でした。
私みたくセリフの絶さに気をとられるとホントに伝えたかったことが見えなくなる。
伝わらなくなるから。
映像はキレイだったんですけどね〜。その辺はとっても
評価がわかれそうな気がしました。
京都の療養所での○○ラシーンの空撮だった(爆)
あんなきれいなフ○○シーンって観たことないかも(笑)
しかし・・・おじさんはエロ描写については不満足(笑)
直子は本当にワタナベを愛したからこそできなかったと思うよ。
で、自分の愛した人が突然居なくなった過去があるので精神をやんじゃったかな。
ミドリは・・・原作でも映画でも「彼」のことは彼女のセリフのみ。
私は嘘とまでは言わないけど、本当は彼はいないと思う。
だけど緑の事も好きだった。難しいけどそれぞれの愛の次元が
違っていたとでもいう感じかな。
なんて原作を読み終わった今は思うのです。
映画だけ観てるとそんなことさっぱりだけどね。(笑)
エロシーンはこの作品ではとても重要なのに、あの中途半端さ
はどうかと思う。少なくともブラジャーしたまましないでしょ
普通は。(苦笑)