オーリー版「お葬式」〜「エリザベスタウン」〜

「ロードオブザリング」「パイレーツオブカリビアン」「トロイ」
「キングダムオブへブン」と続いてすっかり
”きゃ〜〜〜っ、オーリー〜〜っ”ていう
たくさんのファンを勝ち取って（自分も含む）

さてやっと現代劇。

地味かな〜と思って映画館へは行かなかった。
正直期待はしてなかった・・・。

でも。

あとからボディブローみたいに効いてくる感動モンでした。

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踏まれても踏まれても雑草のように・・とまでいかなくても
人は再生する。アスファルトのわれ目から芽をだし、
花を咲かせることができる。
まあ多額の負債、解雇、恋人との別れ、父の死。
こんだけ重なったら自殺マシンも作りたくなるわな。
・・のわりに本来物騒なこのシーン
なんでかコミカルだったりするんだ。
・・・そんなわけで最初の展開にこれ以外にも
若干「んなアホな」ってのはあるが。
んなアホなといえば、飛行機にたった一人の乗客、
しかもいきなり口説いてくるフライトアテンダント。ありえね〜。
・・は、無視してご鑑賞ください。（！）

むこうのお葬式ってこんな感じなんですか？
田舎ならあるのかな・・・町全体がひとつの家族みたいなつながり。
何日も人が集まって亡き人をしのびながらワイワイする。
知らない人たちのなかに家族代表でほうりこまれる
ドリューは戸惑いを隠せない。それでも自分の今を
一瞬でも忘れられるその時間は救いだったようで。
（・・でもホテルの１室で舞台があって丸テーブルで
結婚式だか葬式だかわかんない外見にはちょっとびっくり。）

あとは、自分のことを「穴埋め」であるという、クレアの存在。
・・・これは彼女の一目ぼれ？
だとしても、彼にこんな形で接してくれる女性って
Ageha的には○でした。キルスティン・ダンストの好みは
こっちにおいといて。（え）
アイスクリームみたいな恋はいや・・ですか。
別れる必要なんてないわ、つきあってもいないのに。・・ですか。
いや〜まいったまいった。好きです、こういうの。

「心ゆくまで絶望を味わい、十分に悲しみを堪能したら、
全てを捨てて前に進むこと」
クレアからもらった書き込みだらけの地図とCDを頼りに
自分と向き合いながら、少しづつ気持ちを切り替えていく。
あちこちに父の遺灰をまきながら。
それはあらゆる悲しみを風に飛ばすかのように。

映画の中では回想と遺体（なぜ笑うんだ〜）と
遺灰のはいったツボ（！）でしか登場せず、
一言もしゃべらない（当たり前）なお父さんも随分
このストーリーのメインキャストでした。
・・お父さんの遺灰、ホントは海にまくはずだったんですけど
なんだか父はアメリカの大地と一体化した・・って感じ？

誰かとむしょうに話がしたくなる時、かける相手はいますか？
夜通し話す携帯の会話・・・が、なんかいいな〜と。
恋がしたくなる、携帯電話がまたほしくなる（え）映画でした。

PS：劇中使用した音楽に詳しかったらもっと楽しめるらしいです。
　　それからどうでもいいですが、遺灰をいれるツボのなかに
　　ヘビメタ白塗りバンド、KISSのプリントが
　　されたのがあったんだけど、なんかあるの？！

Comments

こんばんは〜♪
いくらオーリーがカリスマシュー・デザイナーか知らないけれど、一回のデザインがこけただけであの大きな会社が倒産するなんて「んなアホな」・・・って感じで、どうにもノレませんでした（笑）
だって、オーリーはカリスマデザイナーにも見えないし・・・（爆）
ワタクシ、オーリー観察者なのですが、この映画と「キングダム〜」を見て、彼はまだまだだなと思いました（厳しすぎかしら〜？）
主役なのに脇に持っていかれてるんだもの〜。

Posted by ミチ at 2006年04月24日 21:08

ミチさん、こんばんは。
時々オーリーがSMAPの稲垣くんとかぶるんですが。
これキングダムへブンのときも思ってたんですけど・・。
私だけ？？

設定の無理さは目をつぶってご覧ください・・
と書きましたが私けっこう平気でスルーしてました。
（あらら・・恋は盲目ってか？）
ラブストーリーを楽しみにしてましたので（え）

な〜んか頼りないのね、どうしても。
脇にいれば目立つ顔だろうに
センターにくるとかすむ（わわわ・・・）
やっぱレゴラスくらいの役のほうが・・？！

Posted by Ageha at 2006年04月24日 22:28

TB＆コメント有難う御座いました♪

ワタクシも前半は「ありゃ？」っと思ったのですが、ダンストの可愛さ（えぇっ！？）に気が付けばすっかりご満悦でした(^^ゞ
ワタクシの場合は”恋は盲目”じゃなくて”ブチャの目潰し”（大暴言）であると信じたいです^^;
ガツンとは来ないですけど、ジワジワ来る映画でしたよね！
それよりもAgehaさま、携帯・・・えぇっ！？

ではでは〜、これからもよろしくお願いします。

Posted by Aki. at 2006年04月25日 06:05

Akiさん、どうも。
やっぱり前半のハァ〜？（魔邪テイストで・・）な部分で
映画にノレなかったという人が意外に多い。
あとはダンスト病にかかるかどうか（！）ですね。
あと感動したという人はたいがい
スーザンサランドンのステージシーンを
あげてくる。
私ズレてるんでしょうか・・・。

オーリー好きなのでいいんです。
存在が薄くても・・（わわわわわ・・・）

携帯？ナンノコトカナ・・。
いまだに持ってない天然さんです。（爆）

Posted by Ageha at 2006年04月25日 14:23

こんばんわ♪コメントありがとうございました。
私コメント残したはずか。。！！反映されて
いなかったです。。すみません。。(^_^;)

＞あと感動したという人はたいがい
スーザンサランドンのステージシーンを
あげてくる。
＞私ズレてるんでしょうか・・・。

ホントにそうですね。確かに良いシーンですが、
私は別のところに感じていました。
二人の関係が好きですし、このタイプの女性は
凄く好きです。
愛情深く一生懸命なのが好き。。ですね。
オーリの柔らかい雰囲気も彼に合っていて
不思議な空間を感じれた時でした。
いつまでも心に残る作品となりました。。♪

Posted by nicoco at 2006年04月27日 21:49

nicocoさん、ようこそ。
再コメント＆トラバどうもです。

クレアにしてもドリューにしても
こういうキャラを好きになれるかなれないか。
・・・でレビューの感想がみなさん随分
違うんです。まあでもこればかりは
好みの問題で・・・。

あと私みたいに恋は盲目で
オーリーが出てるだけでええねんとか
キルスティンダンスト病にかかった人とか
（なんでこんなにかわいく見えるんだろう、
ブ○イクなのにという過激な意見・・）
映画の感想はホントにどこをどう見るかで
随分変わるものだといつも人のとこ行くと
感心してしまうのです・・・。

Posted by Ageha at 2006年04月28日 10:02

TBコメントありがとうございます♪
オーランド版"お葬式"という文章に笑っちゃいました
まさしくそんな感じですね(￣ｍ￣〃)
積極的で気が利くクレアはお友達になりたいタイプです〜

Posted by cherry@Cinemermaid at 2006年04月28日 19:15

cherryさん、どうも。

この映画を見て一番最初に浮かんだのが
伊丹十三さんのあの映画だったもんで。（！）
・・アメリカでも、葬儀の雰囲気は
みんながみんなあんな感じではないでしょうが、
あの明るさと暖かい雰囲気には救われるものが
ありました。

自分のことを｢穴埋め｣というくらいですから
単純にこの人を元気にしてあげたいという思い。
好きになったのはホントでも
｢傷ついた男を落としてやる」という感じでは
ないでしょ？
それでも、
あの積極的な行動を好印象でうけとめるか
強引とみるか・・このへんが
男性陣の好み（！）の分かれ道のようです。(笑）

Posted by Ageha at 2006年05月01日 11:34