
最初は、鶴瓶は鶴瓶にしか聞こえへんわ〜って思ってたんですが
だんだん違和感なくなってくるんですよ、
ただ、関西弁でええのんって思ってて、
でもそれすらまいっか〜になってくる。
だんだん、見てるうちにグルーと鶴瓶がシンクロしてくるから不思議。
私には全然問題なしの吹き替え版でした。
これは珍しいこと♪

このアグネスの吹き替えをやってた芦田愛菜ちゃんがまたいいっ♪
それからそれから
ミニヨン!!!!!

エンドロールでもコントをくりひろげますが
とにかく愛嬌たっぷり。いっこほしい(違)
怪盗グルーが孤児の三姉妹と触れ合ううちに人格変わっちゃってってって
話なんだけども。
冷酷な大泥棒…っていう設定のわりにはええひとでね、
どっちかいうと子供みたいなキャラ。
大泥棒・・・のはずなんだけどふたあけてみたら
全然実績のないヘタレで、
一発逆転を狙って月を盗もうとするんだけど
それに必要な「縮ませ光線銃」は
もともとひとんとこから盗んだもので
それをさらにベクターっていう売出し中の新米にとられて
それを取り返すために子どもを利用して
その子供にも振り回されて・・・どんだけダメダメキャラやねんと。(笑)
おまけに利用するために孤児院から子供引き取る段階で
そこまでするかって話なんだけども
いずれにせよ、最初から悪いひとじゃないんよね、
泥棒はともかくとして、
お母さんに褒めてもらいたくていろいろ頑張ってたんだよって言う
回想シーンを間にはさみながら進む話はどこまでもハートフル。
子どもなんてどうあつかってええかわからんいうてるわりには
バレエ教室について行ったり、遊園地ではしゃいだり
絵本よんであげたり・・。このへんからもうすっかり
ええひとになってしもてるわけで。
月泥棒の決行日と子供たちのバレエの発表会が重なって
それでどうしようって悩むくらいだからこのへんでもう
なんていうか涙腺の弱いあたしはうるうるしてきちゃうわけですよ、
指人形つきの絵本読んでるシーンでもほのぼのしちゃうわけですよ、
グルーの家系図の下に子供たちが書いた似顔絵の落書きにも
うれしくなるんですよ、
で、子どもたちにかまけて計画が台無しになるのをおそれた博士が
子供たちを孤児院へ帰してしまうんだけど
この時の凹みようがもうみてて辛くってね〜と
こんなレベルでいちいち心が揺れてるわけですから
この世界にけっこうどっぷりつかってました。
ストーリーそのものはとっても単純かもしれないし
泣かせるような話じゃないかもしれないんだけど、
キャラ押しで十分感動できる話。
強がってる子供と大人だけど子供みたいな心のグルーと
それからむっちゃ愛くるしいミニヨンたちが
画面いっぱいに駆け回るだけでとっても楽しくて
どんどん感情移入していった結果
グルーが読むとってもとっても短い手作り絵本に泣いちゃうんですよ、マジで。
子供たちにお休みのキスをするだけでもうるうるしちゃうんですって。
たくさんのミニヨンたちを舞台スタッフと観客にして
舞台で踊るグルーと子供たちみてよかったよかったって思うんですってば。
どうも涙腺が弱い。(笑)
子供連れで見に行った人の感想聞くと
これでなくのぉ〜って子供にはつっこまれたけど
私もうるうるしたよぉ〜ってきいて、
案外母目線でみるとグッときますって。(ホンマか〜)
心配してた3Dもけっこう飛び出す感があったし、
ジェットコースターの目線体感はなかなか。
画面が暗いとも思わなかったし、これは3Dで正解。久々納得の立体映像でした。