
勇気をくれる魔法の言葉なんだそうな。
それを呪文のようにとなえながら電車に乗れたときの
母娘が抱き合って喜んでる顔。
ここでロケに使われたのが京阪の牧野駅だったそうで
あと、宮崎あおいと大竹しのぶがチャリの二人乗りをしているシーンなんかは
コチラ地元の人間にはおなじみの風景。
いや〜、これがスクリーンで見れただけでも満足。
で、ソラニン、BECK、これと3本桐谷くんの映画みて
Agehaはすっかり虜になってしまいました。ええひとや〜〜。(笑)
・・・ホント惚れっぽいんだから。
以上。
え?????

このふたりの年齢差もすごいが、

このカップルもすごくね?
映画では、院長はオカンに何度もアタックして玉砕だったというセリフがありましたが
原作では恋人同士です。ただし月子と。(!)
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宮崎あおいが出てくる映画は極力ラブシーンも暴力シーンもない
これはもう「NANA]以来持ってしまった偏見以外のなにものでもないですが
原作にあったそういうものを省いてしまっているんで
その分、結構ドラマチックな部分が抜け落ちてるんですよ、
もっと痛くてきつい、だから月子は閉じこもってるわけで。
まあ、月子と院長のラブシーンはなくてもええですが。(!)
せめておかんが、
かつて薫さん(陽子の死別した夫)にいうたプロポーズの言葉と
研二がおかんに言うたプロポーズの言葉はちゃんと出してほしかったかな。
それもせりふでさらっと流すんじゃなくてそのシーンを。
なぜおかんが結婚しようと思ったのか、そういうのってただの偶然じゃないと思うんですよ。
研二にもキツイ過去があって、そのために家がなくなり結果仕事がなくなったわけです。
ジェームスディーンにも意味があります。
ただ、研二と彼のおじいちゃんのエピソードが省かれているために、
家をなくした後、
彼が住み込みで家政夫として介護していたおばあちゃんの話も
中途半端になっていて
ただの金髪リーゼントのあんちゃんになってしまってるのがもったいない。
それでもあの人柄でもってかなりポイントは高かったんですが。
「ちょんまげぷりん」に続いて今回も辻調理師専門学校が
研二の作る料理、サクちゃんが持ってくるちょっとした煮物なんかを
全面バックアップ、もうめちゃめちゃおいしそうでした。
「かもめ食堂」以来かな。食べ物で感動したのって。
やっぱり愛情込めて作る料理をみんなで食べる、そこ大事です。
人の輪の真ん中においしい食べ物があるってええことです。話それましたが。(笑)
そうそう、サクちゃんと陽子は親子親戚でもなんでもない赤の他人です。
それでもサクちゃんは身内以上に身内。その辺の話もぶっとんでました。
原作通りに映画を作ることはもちろん無理なことはわかっているし
どこにポイントを絞るのかそれはその監督次第なんで何とも言えませんが
自分の感情だけ書かせてもらうと
原作を読んで泣けた部分がことごとく抜けていたことがとにかくまずショックだったんで
知ってるから補完できる話を
知らずに見たひとがこの映画でどこまでハマれるかどうしても不満が残りました。
それでも出ている役者さんの演技はさすがのひとことだったし
人のよさ、あったかさ、
誰もが誰かをホントに愛してるからこその言動のひとつひとつが
ああ、いいな〜こういうのって思える作品でした。
う〜〜それでももったいないよぅ・・・・。