
うる星やつらかドラゴンボールかってくらい
出演者が増えてしまって、
それを破綻させずに見せ場作ろうってのは
かなりがんばってるわけで。
おまけに7年のブランクの分、キャラ設定にリアルさを出そうとするから
みな若干職掌が変わってる。
(もっとも青島は多分良くも悪くもあのままでしょうね)
「ここに今いない」人がもつ存在感は
相当大きかったようで、
それがこのブランクの理由のひとつでもあるのだけど
実際見た感覚は
・・・なんていうたらええのか、
この映画に関わったひとたちが
和久さんてキャラの死、いかりや長介の死を乗り越えようとした軌跡
そのものだったような気がしました。
だもんだからこの踊る3は、
「死」がキーワードになってる。
どうしようもない「死」と向かい合うこと。
「死」がもたらすもの、残すものの
受け止め方、考え方の違いが
ラストバトルの会話になってくわけで・・・。
その上で生きることや命の大切さを伝えていく。
「死ぬ気になれ、そのときだけ生きられる」・・・だったかな。
それは、ホントにギリギリまでこの映画に参加していた
いかりやさんそのものともかぶるから
この言葉は重い。
映画の中では青島にスイッチが入る言葉でもあったけど
テンションが高すぎて、死ぬ気になるって疲れるねって
ムチャしたあとで笑うとこが彼らしいっちゃらしい。
そうじゃないだろってツッコミながらも、
あ〜今でも、青島には、大きな存在なんだなって・・。
後先かまわず、アツイ気持ちのまんまで走ってってしまう青島と同じく
この映画そのものがもつメッセージは伝わってきた。
ただ、そっちにあまりに振り切ってしまった分
細かいとこで意外とアラが目立っちゃったかなと・・・。
最初のプチ事件で銀行強盗やバスジャックが
騒ぎを起こして警察を呼んだだけで何も取らなかったことに対して
取ればいいのにって台詞がはいり、
後でこれは死ねばよかったのにっていう台詞に呼応するんだけど
う〜ん、踊るのノリだと確かに軽くこういうこと言っちゃうんだろうが
若干引っかかりましたね。細かいことなんだけど。
交渉課をはずされた人間が
帰ってきてそないに昇進します?
まあスリアミ自体がああいうキャラでしたから
湾岸署のトップってンな感じでええんかしらん?????
スリアミのあの憔悴しきった記者会見はサイコーでしたね。
こういうキャラですっていう演技の上に演技ですから。(笑)
小栗旬の管理補佐官はニューフェイスにしては
えらくキャラ立ちしてましたね。
優しい物腰でしゃべってたかと思うとゾッとするくらい冷たい。
いやお見事でした。
逆に伊藤淳史くんは和久ノートの朗読係になっちゃったかな。
フツウなら回想シーンだったり、
心の声みたいな感じでいかりや長介の顔やら声やらが
出てきてもよさそうなもんなのですが
それを避けるためにわざとこうしたんじゃないかなと思うほどに
リキいれて読み上げるわけです。
またそのノートにみなが群がるわけです。
彼の価値がそこにしかないとはいいませんが
明らかに彼より彼の持つノートの存在感があまりに大きかったですね。
室井さん、今回も孤独な戦いをしてます。
ず〜〜っと苦虫噛み潰した顔してます。
最初の登場シーンで、明らかにムカッと来てるシーンに
ケタケタ笑ってしまいました。原口あきまささんの影響ですかね(爆)
みんなが楽しそうにしてたり、織田くんみたく
喜怒哀楽バシバシ表現してる青島に対して
室井のキャラって
顔に力いれっぱなしでブスーッとしてなきゃいけないから
ある意味キツイね。(笑)
青島とのからみが少なくなりました。
立場とかもあるのでしょうが、この二人がつながってるところを
もっと見せてほしかったですね。信頼はしてるのでしょうけど。
・・・俳優同士の険悪ムードは大丈夫だったのでしょうか(わわわわわ)
ラストしか会話してませんから。
架空の存在だった湾岸署がホンマに出来てしまって
その登録商標の話で連絡があったときにはじめて
この踊る3が動き始めたらしい。誰も続きを作る気にはなれなかったらしいから。
でも、元の湾岸署で続編てのはツライ。
んでもっての移転、さらに爆破までやっちゃった。
どこまでも和久さんの抜けた穴の大きさを感じる内容だったかな。
セキュリティの万全な・・・はずが引越し業者の派遣バイトに
好き勝手いじられたら何にもならんし、
簡単に銃が持ち出されてるし、
別にとってつけたように犯人たちを演技させることもないし、
再検査もしないで、アレ見間違いでしたゴメンナサイのレントゲンも。
青島自体が命の危機ってのはもっとひっぱってもよかったんじゃない?
踊る3に出られなかった人の事情が浮き彫りになってたり
あら捜しをしてしまうとトホホな部分は多いです。
でもそれでも、
青島があのアーミーコートを羽織って
テーマ曲が流れると自然と血沸き肉踊るってか
ワクワクしちゃうわけですよ、困ったもんだ。
誰かひとりのキャラにのめりこんでアンタが出てるだけでいいってのは
しょっちゅう言うてます。
でもコレに関しては、
文字通りみんなが主役だったりします。
ほんのわずかしか映ってなくてもその俳優の色とかその役のキャラは
ばっちり伝わる。
部下じゃなくて仲間。みんなで作ってる感じがすきだったりします。
もちろん、知ってるひとほどハマるニヤニヤしちゃうカルトネタもあるし
見るひとは何回でもリピートするでしょうね。
作品自体の評価は1,2よりは落ちるかもしんない。
でも待ってた人にとってはんなことどうでもええねんって
思わせるものがある・・・そういう作品だと思いました。
色々ありまして、このところ更新だけに止めていましたが少しずつ復帰していこうと思っています。改めてよろしくお願いします。
私は初日、舞台挨拶全国生中継の回に行ってきました。
『踊る〜』、まさにお祭りでした。あのラストのオチまで思い切り堪能してきました。
でも一番泣けたのは舞台挨拶で織田氏が和久さんについて語った辺りかもしれません。
和久さんの姿は皆の心に強く焼き付いているのですね。
私自身も最近更新あんまし出来てなくて。
こちらこそよろしくお願いします。
織田裕二を含め、踊るのスタッフが
和久さんでありいかりやさん本人でありの存在を
ものすごく大きなものとして捕らえていて
それがそもそも続編の製作ストップの理由だった、
いないと作れないもんって・・・。
パート3はその死をいかに乗り越えてくかの
決意表明みたいなもんで、そこまでの悪あがきで
だから湾岸署を引っ越した、しかも旧湾岸署をぶっこわした。
そのへんの苦しみとか決別とかこっからのリスタートとか、
それがそのまま映画本編にまで出てるような気がしました。
ホントの続編はコレから・・・だと思います。
和久さんがいないのに、和久さんの存在を求めるのはもはや無理だと誰もが知っているのだがら、新しい旅立ちを心から応援してあげようよ、って思いますよ。
でもねー、音楽までかえちゃったのがものすごく残念です。
ヒット作シリーズでも必ず何かしら叩かれますし、主演の好き嫌いでもアレコレ言われるし、私は上出来だと思ってますw
私はドラマシリーズとスピンオフ(なぜか真下だけ見てないけど)
Movie1,2と見て、
スペシャルドラマはスルーしているという状態で3見ました。
おさらいしてまで臨んでいないので
やっぱりわかんないカルトネタがいっぱいありました。
基本、ファンのための祭りだったと思います。
それでもあのコートを着て青島が走り出すとそれだけで
キャ〜ってなってしまうんですから。(笑)
ひとりひとりにそれなりの見せ場があって
どんなに人数を増やしても、
ホントに全員でコントやってるような絶妙のテンポで演技するから
ひとり欠けると痛い。特に和久さんは
この作品ではどっちかいうといい感じでシリアスやマジメ風味を
はさみこんでたひとだから。
ファンにとっても作ってたひとにとっても
一区切りの3だったんじゃないでしょうか。
続けるにしてもコレで終わりにしても
スルーできなかった3だったんじゃないかなって今は思います。
自分はスペシャルドラマどころかドラマシリーズも観てなくて、いきなりムービーから入っちゃったもんですから、そのドラマなどから持って来てるネタの数々に殆ど気付けないまま終わっちゃったんですよねぇこれがまた^^;自分でも凄い勿体無い観方だったなと思っちゃいましたし、青島が犯人の少年に『どっかで会った・・・?』なんて意味深なセリフもファンのブロガー様の記事などを見てようやく知ったくらいですし・・(汗)和久さんの存在感の大きさやその喪失感なんかも今になってしみじみ感じちゃってる辺りも遅すぎると言うかなんというかです・・。
そいえばあの健康診断の結果による青島の命の賞味期限フラグは、自分ももう少し引っ張って欲しかったですねぇ。間違いだったことがかなり早く出て来ちゃいましたし、そのせいかすみれさんの熱弁がかなり薄っぺらに感じちゃいまして・・(汗)。
まああのネタバレがなくとも青島は死なないと頭の中では分かっていても、確定と予想では大分観方も違うと思いますからね〜?
こちらはこちらで最近はTwitterだけじゃなくmixiに手を出してしまい
そっちに今どっぷり入り浸ってて
こっちの更新がまた滞って申し訳ないです。
また伺いますね。
安心してみていられるエンタメ映画なんですが
今回は期待の分だけ自分であげたハードルの高さまで来なかったなと。
キョンキョンが悪いわけじゃないんだけど
やっぱり総集編みたく昔のキャラじゃなくて
新たな強敵を持ってきてほしかったし、
メビウスさんもおっしゃる通り青島くんのフラグは
ネタバレが早すぎましたね・・・。