
意外と手厳しいレビューもあったりして
あららと思うものの、
個人的にはかなり笑えた。
お笑いにうるさい関西人でもオッケーで
私が見に行ったシネリーブル梅田では
ところどころでマジ大爆笑だった。
・・・年齢層は高かったが。つまりはベタか?
最短距離がベストじゃない・・・とはいえ、
40って「不惑」でしょうが。
なんていうか「40過ぎても心がウロウロしてる」って
それはそれでどうなん?って思うんだけど(笑)
愛すべきヘタレの男たちは
かたやホント堅物でじれったくてダ〜〜だし、
かたや結婚一週間前にしてこのアンポンタンはどうよって思うんだけど
これだけ性格の違う二人がええコンビってのは
きっとお互いが自分に欠けているものに対して
多少なりとも尊敬してるんでしょうね。
ホントはこうあるべきなんだとか
少しはこうしたらええのにとか・・・。
とまあ、男の情けなさについてはボロクソいいましたが
むっちゃ面白かったです。
特に小日向さんと生瀬さんのツーショットサイコー。
コメディアンでもないのにそこまでやるかって。

よく見ると菊池凛子だけワインを飲んでません。
オリジナルの「サイドウェイ」では
”出発していきなり車内で乾杯”なんで思いっきり飲酒運転ですが
さすがにそこはできる限り気を使ってましたね。

男にもマリッジブルーってあるんですか?
年貢の納め時にしちゃ、年取りすぎだろがというか
往生際が悪いっちゅうか、まだそんなこと言うてんのとか
ホンマに好きなんかいとか、
こういう人ホンマに幸せな結婚生活送れるんやろかとか
オリジナルもそうでしたけどリメイクに対しても
わたしゃ〜ツッコミまくりでした。(笑)
ボクの未来は彼女しかいない・・・ということにして生きていくって
散々遊び倒して顔傷だらけにして帰ってきて
ザケンナコノヤローって思いますが。(コラコラ・・・)
これから先浮気しない保障なんてどこにもないやん。(笑)
そのくせ、この性格が変わってしまったら
面白くないかもと第三者は無責任な発言。(わわわわわ)
かたや、コヒさん演じる道雄は
ウジウジしてるしいろいろ引きずってるし、
そのくせ恋愛には幻想を抱いてるし、
外見はおじさんになってしまっても
中身は青春プレイバックなんですな、これが。(笑)
アメリカに来て、ムスタング乗って
サングラスにトップガンのあの名曲ときたら
思いっきり80’s。気持ちが留学時代に巻き戻ってます。
バックに流れていた歌のせいで
こっちまでプレイバックしてました。アハハハハ。

ほぼ同年代の自分にとっては
こうありたい自分と
でも実際はこんな感じだよな〜という姿を
主役二人に重ねて見ているため
思いっきり感情移入してしまいました。
はしゃぎたいがハメはずせない、
いい年なんだからって思うかっこつけだったり
建前だったりで自分をがんじがらめにしてるくせに
そのくせ中身はちっとも「あの頃と変わってない」
そんなところまでなんだか見透かされてるような気がしました。
キャストを日本人にしたことで
よくも悪くも「日本人向けのコメディ」になってました。
ワインが飲みたくなる映画だったはずなんですが
リメイクはどちらかというと
1週間の「Back to 80's」
主人公の二人がこの年になってやっと
自分で納得して自分の人生を歩き始める
・・・そっちメインの映画だった気がします。
Around40の働き盛りが
1週間のワインツアーなんて多分余裕ないでしょ?
ある意味あまりにも優雅な時間です。
でもここまでとはいいませんが
少しは自分のこと考える時間て必要なのかもしれませんね。
全力疾走・・ばかりがええわけじゃないです。
小日向さんと生瀬さんの2人のシーンは大好きなん
だけどねぇ。それがばらけたらトタンにイマイチに
感じられちゃって。
鈴木京香さんも素敵な女性なんですけどね、今回ば
かりは、もっと小日向&生瀬をじっくり見たかった
なと。まあオリジナルがあるんで、仕方ないんです
けどねー。^^;
これはなんとなく見たいって思いました。
生瀬さん、超タイプなので(笑)
ストーリーもいいんでしょうが、私の場合
生瀬さん見たさっていう・・・
・・・こういう動機もアリよねっ☆・・・
時間は止められないんだけど
日本からも恋人からも仕事からも自分を切り離してみる、人生の執行猶予。
だからといって
劇的に何か変わる訳じゃないけど
己がなにもんで
こっから先どうすんねんっていう、足元確かめる事は出来たと思うんですよ。
コレは彼らにとって必要な回り道だった。
ボロボロのムスタングはノスタルジックでカッコ悪い道雄そのものです。それでも逢いにいく。
日本に帰った後
うまくいってもいかなくてもコレだけで
一週間は意味のある時間。
実は典型的日本人なコヒさんばかり見てました。どこでも生きていける、今いる場所が居場所になるといいながら
多分日本でしか生きらんない。
麻有子の人生云々より自分のテリトリーに呼ぶ事しか頭になかったのが
ネックでしたけど。
と、ダラダラ書きましたが
変われない自分も込みでこの先を生きていく、そんな事を考えさせてくれた作品だったので
リメイクはリメイクのよさがあったかなと。
生瀬さん、ホンマに陽気なアメリカンでした。
小日向さんとの凸凹コンビサイコーでした。
普段
出てる俳優さんで見る映画選んでる事の方が圧倒的多いんで
アリです、アリ。(笑)
また来てね〜っ♪
ミスターシネマです!
「よし!頑張るぞ!」と勇気のわく映画でした。
僕としては、小日向さんの頭のことを麻有子と大介がいじるシーンは、「やっぱりな」と思いつつ、笑ってしまいました。
菊池凛子は、日本人というより、日系アメリカ人って感じでしたが、片言に聞こえる日本語が可愛らしく、英語を流暢に話す姿は逆に貫禄があったように見えましたね。
「バベル」では耳の不自由な女子高生を演じていましたが、日本語での会話と英語での会話とのギャップがあるところが良く、「バベル」とは180度違う印象を受けました。
アラフォー向けの映画かもしれませんが、20代の僕にも十分楽しめました!
こうやって40代、50代を迎えるのも悪くないなと思いましたね!
20代ですか、うぅぅ。(そこに引っかかるか、コラ。)
いざ自分がアラフォーアラフィフと
年を重ねていくにつれてね、
普段はなんともなくてもあるときふいに
うち、このままでええんやろかって
こんだけ能天気に暮らしてても
いや、だからこそ思うことがあります。
だからって何か急に変わるわけでもないですが。
だもんでどんだけ情けなくても
なんかわかる気がして、思いっきりその世界に
入り込んでました。
かっこ悪さも含めてこれが現実。そして愛おしいと。
PS:
菊池凛子をはじめてかわいいっって思いました。
って言うたら殴られそうだ・・・(笑)
コメントありがとうございます!
確かに、ずっと変わってないなって言われるのもどうかと思いますよね。
裏を返せば、それだけ成長してないってことですもんね。
2016年の五輪開催日に中学校の創立50周年記念の同窓会があるそうですが、そのときは良い意味で「お前代わったなぁ」と言われたいですね。
外見が老けてもなんかの拍子に
お互いの中身に「あの頃のまま」をみつけると
それはそれで
長いこと会ってなくても気持ちつながる。
実は悪いことばっかじゃないですよ。(笑)
2016年てまたえらい先の話・・・。
時間は十分ありますよん。
シャカリキになって何かを見つけようとか
無理やり変えようとかしなくても
社会にもまれてるうちに
なんかしら流されていく、
むしろ自分をもって
見失わないでいれば
きっといい年の取り方ができますて。