
いや〜木村佳乃さんのコメディエンヌぶりが
サイコーでした。(あれ、そっち行きますか・・・)
ハイキック好きです♪
見てないひとはなんのこっちゃわかんない発言でどうも。

亀山刑事、もとい寺脇さ〜〜〜ん。
キモイです、壊れてます。
でも実は
OPに出てくるシーンのオチがもっとショックです。
・・・ココは劇場にて。
つくづくどん尻ビリ子ちゃんはついてないのな・・・。
マジメで天然で憎めない女の子だけど
あんたつくづく不幸な子やと思うわ〜。
明るいことが救いやわ〜・・・。

それにしても、このゴリラサイコー。(笑)
子供の頃はもとより、社会に出ても
な〜んかパッとしないわ、バカにされるわ
結構かわいそうな人生歩いてきた女の子が
お局さまやら、自分をさげすんできた先輩らをさしおいて
ニコニコ寿退社するミュージカルから始まる。
ある種ざま〜みろなスタートなんですが。
実は大家さんがストーカーだったと。
不慮の事故でもって大家さんの背中に
ハサミがぐっさり突き刺さる。
ここんとこは昔トヨエツ×山崎務がやってた某CMに
そっくりなスローモーションでえががれる。(笑)
どうしても結婚したい女沼尻ひろ子と
どうしても死にたい女小林福子が
富士の樹海で出会ったとこから
話はどんどんあらぬ方向へ・・・。
果たしてタイムリミットまでにひろ子は
教会へ行けるのか?そして福子はどうなんの?
死体を隠した二人の逃避行が始まる・・・と。
散々笑わせて感動の涙で締めくくろうとした、
岸谷監督の気持ちはむっちゃわかる。
わかるけど、
あれもこれも詰め込んで気持ちあふれちゃって
収拾がつかなくなっちゃったかなと。
個々にピンポイントで笑いのツボがあって
そこんとこはかなり楽しめたんですが、
その分、シリアスモードの部分がどうしても
コケちゃった気がするんですね。
イマイチこっちへ伝わらない。
おじいちゃんとひろ子のツーショットは
ええ話に違いないし、二人の俳優はちゃんと演技してるのに
う〜ん、どうしてだろうね・・。
いっそブラックコメディに針を振り切ったほうが
よかったのにな〜と。そこが惜しかった気がして。
”自分が幸せになることはみんなも幸せになるのね?”
”誰かに必要とされたことなんてなかったから
うれしいよ・・・。”
ここ二つに関しては、個人的にハマってしまって
不覚にもこの映画でうるっ。(!!!)
文句つけたくせに思うツボだったAgehaさんなのでした。(笑)
冒頭のシーンがもうひとつのトランクスパイラルになるとは
思わなかったよ〜〜〜。(!!!)
やっぱりブラックコメディだったのっ?!
木村さんのコメディアンヌっぷりがいいねぇ。
普通に役よりいいんじゃないだろうか。(おぃ
樹里ちゃんは相変わらずのだめちゃんなんですけど
私は大好きなので何でもOK!
やりたかったことが噴出して全部入れ込もうとして
無理があるパターンですな。
デビュー作だから無理もないか…。でもAgehaさん
が言うとおり、どっちかに振ったほうが、というよ
りこの作品はコメディーに振ったほうが良かったですね。
幸せ云々でうるるですか?(笑)
その辺も含めてネタわれしちゃったかなーと私は思ったので、涙も爆笑もなし。(生きてるのもね)
けどピンポイントの笑いはなかなかツボでした。
次回作を期待して及第ギリギリって感じかな?
暗い部分をミュージカルにしちゃうと
嫌われ松子とかぶってしまう、
でもハイテンションで突っ走ってるときに
シリアスモードをはさむと
申し訳ないがテンションが下がる、
散々笑わせて
ホロッと来る映画にしたかったんだろうけど
そういう意味ではちょいコケたな〜と。
でも楽しかったから◎。(笑)
コメディもシリアスもベタなんですよ、
でも憎めない。
結構楽しんだんでワタシとしてはオッケーでした。
そうそう、そのうるるな台詞もベタ。
でも、そういうこと気にしてるときには
グサッときたりするんですって。
・・・疲れてたんかな〜(テレ)
そもそもなぜ生きてる?
もいっこのトランクも?
まあ殺してしまったというより刺さってしまったというオチなので、車を盗難した以外は許せる演出でしたね。
佳乃さんの演技は確かに良かったですね。長年観ていますけれど、ドラマでもコメディやっていますし、彼女の出演作品はドラマ、映画でも数多く観ていますから私としては驚きはないんですけれど、彼女が変わったと思うのは4年前の津川監督作品の寝ずの番からでしょうね。あれから演技が大胆になったというか・・・幅が広がった印象があります。
まあそれにしてもここまで変態男に好かれるひろ子って何が変態男たちを魅了したのか・・・ドジな女ほどほっとけない気持ちにさせるんでしょうかね?
岸谷監督初作品という事で舞台演出をそのまま持ってきた印象が強かったですね。
ある意味福子よりも男運がないような気がします。
ひろ子のほうが。
なんでこんなやつにばっか好かれるのか(わわわわわ)
舞台っぽいドタバタ。・・・確かに。
吉本新喜劇をおしゃれにしたような?(コラ)
でもベタなギャグにオチのわかる展開にしては
個人的に充分◎でした。
映画の出来はともかくとして
「スキヤキウエスタンジャンゴ」でも
体当たりで大胆な演技をしてましたから
木村佳乃さんの演技は
コメディにもバイオレンスにもシリアスにも
いけそうです。
これからの活躍がますます楽しみですね。