
み〜んなは「どろろ」は駄作や〜っていうんだけど。
ワタシはあれで完全にコロッと「ブッキー〜〜〜!!」に
なってしまったクチなので(外見かよ)
そのくせ「天地人」は見てないくせに(おいおい)
コレは見に行ってしまった。(コラコラ)
今年はホントに韓流スターにおおっ?!というケースが多くて
今回もそうでした。(わわわわわ)
ええわ〜、ハ・ジョンウ。(切り替えはやっ!)
ココはチラシにも書いてあるんでおおっぴらに載せますが
「目が覚めたら笑ってやるよ」
もうあの台詞にキャ〜〜〜もんでした。(アホですいません)
置かれた環境にしぶしぶ従ってる二人の男。
心の傷やら抱えてるものが重くて
ともすれば投げ出したくなる。
それがある少女の提案で一転する。
ワタシを助けて、行方不明のお父さんを探し出してくれたら
5000万ずつあげるから!
金のために、自分たちの未来を変えるために
亨とヒョングは手を組んで組織を裏切ることに決めた。
・・・もっともこのつながり、
裏で二転三転するんですが・・・。
最初は出し抜くために、
でも最後は「友」のために・・・。
もともとのタイトルは「A Boat〜No boys No Cry」
ボートは韓国から日本へ養父のいいなりで
ヤバイブツを運んでいたヒョングの船そのもので
周りに流されてとても無力な状態で
世間の海にポツンと浮かんで翻弄されてる彼らそのものでもあり
でも、その気になれば未来を手にいれるために
新しい世界へ漕ぎ出すこともできるんやでという意味もあり、
こっちがメインな気がするんですが。
ヒョングは心では泣いていてもぐっとこらえてて
逆にブッキーは彼女とうまくいかなかったことにさえ
号泣しちゃってると
CRYはどうでもええやんかという気になっちゃいましたね。
「響きはいいけどそのタイトルどうなん?」
・・・今回はそこツッコんでみました。(笑)
「メゾン・ド・ヒミコ」も歌うシーンてありましたけど
今回も
二人が急速に打ち解けていく様を
たった1曲のカラオケで表現・・・しようとしたんでしょうか?
でも、「アジアの純真」は選曲ナイスだったかも。
歌詞はさっぱりわけわからん内容なんだけど
なんかその場にいるひとがみんな盛り上がれる楽しいうたなんで
人と人が仲良くなるのに理由がいるか?ともとれるし、
ある1点ではしっかりつながっているけど
実はお互いな〜んにもわかってないんちゃうかっていう
コレは深読みしすぎですがそういう裏があるチョイスだったかも
しれませんよと。(笑)
そうそう、このほかにもハ・ジョンウが
浜崎あゆみの「M」歌いだしたときはびっくり〜。
コレはサービスショット?
PUFFYはまあストーリー上ほぼ丸々歌うんで
相当練習したと思うんですがそれにしても
うまいわ〜。ええかんじでした。(その辺も魅力?)
日本人の脚本、舞台は日本、
監督は韓国人でブッキーの台詞も半分以上韓国語。
なんだかとっても不思議な世界でした。
韓流映画はどっちかいうと苦手な部類なんですが
邦画と韓流のコラボはちょうどいい具合で
ラストは意外とファンタジーっぽくまとめてて
思ってたよりずっと楽しめました。
あ、でも繰り返しますがダブルキャストのようで
完全にブッキー食われてました・・・(笑)
ハ・ジョンウよかったよぉ〜(まだ言う?)
もっとも、今回も彼は上手かったねぇ。
実に人間臭くて、表に現れない心の内を表現するのに長けているんですよ。やっぱり『チェイサー』の演技は伊達じゃなかったってことかな。
守るべき家族がいる亨と、何もいないヒョングだけど、結局追い討ちをかけるように、ヒョングの持つたった一つの自分の命まで奪われるってのは余りに残酷だと思ったです。
あーそれにしてもハ・ジョンウ、いい役者だぁ〜〜!
鬼門韓国映画という私にとっては比較的高評価になった作品でした。
裏世界に生きる2人でしたけれど、家族のために生きる姿を通じて家族の大切さを知っていくヒョングの姿が最後のシーンで確り繋がった作品だったと思います。
カラオケで「アジアの純真」や「M」を歌うなんてどうなっているの?と思ったものでしたが、逆にそんな貴重なシーンが身近で行われていたとは・・・という感じです。
地元を知っている人にとってはどこで撮影されたか殆どわかっちゃうんですけれどね。田舎の家は中越沖地震があった柏崎方面だったんですよね。
まあイメージ的にはあの辺は山口県で通用するかもしれませんけれど・・・
中国とか韓国とかって
ものすごく家族を大切にするイメージがあって。
だから守るべき家族を持たないというだけでも
ヒョングって切なかったですね。
亨にとっては投げ出したくなる家族でも
これ守ってやりたいっていうヒョングの優しさは
なんかとても暖かかったです。
亨にとっては身内なんで
そこには愛情だけじゃなくホントの絆があります。
何度もくじけそうになって、でも
決してむげにできないのは彼の責任感もあります。
ただし、ヒョングにとっては成り行き上
かかわってしまった他人の家族でしかないのに
そこまでしてあげるのかってのはもう
感動もんでした。
もちろん根底には自分の母を守りたいってのもあるんでしょうが、
ホントに生きてると信じてたかどうかは疑問なので
やっぱり友のために最後には自分の命まで
投げ出しちゃうってのはすごいですよぉ・・・。
たまたまかもしれませんが
今年見た韓流映画はビンゴだったので
もしかしたらだんだん韓流オバサマになりつつあるのかもしれません。うわ〜〜。(笑)
ジモトで撮影があるとホント見たくなりますよね。
そうでなくても今年は
妻夫木くん、直江兼続の舞台もそちらですから
すっかり新潟のヒーローになっちゃったかも。(笑)
ロケ地がどういうとこか知らない人間にとっては
山口って書いてあったら山口で撮ってると
フツー思いますて。
それって山口にも新潟にも失礼な気が・・・・(わわわ)
この映画のブッキーはすっごく等身大でよかったと思うな〜。
「ウォーターボーイズ」「ジョゼと〜」に引き続いて好きだわ。
大河の彼には全く魅力を感じないけれどね。
ところで、山口かと思ってたら新潟で撮ってたんだね(汗)
なんだかな〜。
何が王子?って思ってたら
ラストのナレーションにかかってくる単語だったんですね。
お母さんと人魚姫か〜・・・。
悲夢でみたチョウチョのファンタジーに近いものを
見た気がしました。
ジョゼ・・って田辺聖子原作だったのね〜
知らんかった。
って、毎回角川夏の100冊常連本なのにっ(滝汗)
ちなみにウォーターボーイズも
角川文庫夏の100冊スタンダードです(宣伝)
大河の彼には全く・・・マジ?(!)
でも見てるんだ〜(笑)
そうそう、最近やたら
石田光成の本ばっか入ってくるんだけど
コレって小栗旬の影響???
全然コレとは関係ない話だけど
ココシャネル関連本が文庫だけでも
4,5つの出版社から頼みもしないのに
いきなりドカっと・・・。
うちらしいというかなんというか・・・(笑)
「アジアの純真」はどうしてこのチョイス?って思ったんですけど歌詞を聞いてたら何となく意味ありげに感じられてきたんですよね。つまぶっきーが食われたというよりはやっぱりジョンウメインのほうが監督さんがやりやすかったのかも(笑)。
日本テイストが少しでも入ってたから
まだ見やすかった・・・のかもしれません。
ぶっきー頑張ってたとは思うんですけどね、
家族のために犠牲になってる感のほうが
愛情よりも前に出ちゃうと・・・。
ジョンウなんて赤ちゃん抱いて海辺に座ってるだけで
語らなくても絵になってるんですよ。
台詞がなくても伝わるものがある、
ムキにならなくても思いの深さが感じられる、
やっぱ器の差があったような気がします。