
ホントは「サマーウォーズ」とダブルで
同じ日に鑑賞してたんですが
さてどう書いたもんかとしばらく放置してました。
「リトルミスサンシャイン」の余韻をもったまんまで
見に行ったせいでどうもこう、自分なりに期待した部分があって。

子役というのは、なんかもっと何か言いそうなもんなんですが
決定打のような台詞を言いません。
時としてそれが家族の結束力を固めたり
オカンの人生に一石投じるようなことを言うて
びっくりさせたりとかあるんですが
ここではそれがなかったのが
ちょっとさみしかったかなと・・・。
心のどっかでアビゲイルブレスリンの代わりを
期待してたせいかそこがどうも物足りなかったんですね。
だからというていわゆる天才子役のような
そこにたたずむ姿だけで人が感動するような
・・・そういうのを求めてたわけではないんですが・・・。

母の死から立ち直れない(?)情緒不安定の妹、
ちやほやされていた過去が忘れられない姉、
しかも不倫中。
変な商売にばかり手を出しては失敗している父、
そして・・・ここはただ単純にちょっと変わった息子
・・ということにしとこ。
イマイチ本編に絡んでこないのが不満なんですが・・・
(まだいう?・・・笑)
が、高給だからと手をだした事件現場の清掃業。
最初こそ戸惑い、言い争いもあり〜のだったのが
その仕事を通してウダウダしてる自分をも清算し
心に抱えるものを少しずつ開放していく、
ただし、それがようやく軌道に乗り出したころ
とある事件で多額の借金を抱え、仕事もパーになり
姉妹にも溝が・・・。
相談したくてもオトンもいっぱいいっぱい。
確かにええことばかりじゃないです。
必ずしもハッピーエンドを迎えられるひとばっかじゃない。
でもこの終わり方は本当によかったの?
ひとりひとりの役者のもつ雰囲気はよかったんですよ。
キャスティングはよかったと思うんだけど
使いこなせてない感があったのは気のせい?
いくばくかの不満は演出やら脚本のせい?

同じ日に見たのが「サマーウォーズ」だったせいもあるんでしょうが
4人で頑張るとこを見たかった・・・のかもしれません。
くじけそうになったときに4人の手がつながるとこが
見たかった・・・んでしょうね。
リトルミス・・のときにエンジンがうまくかからないバンを
全員で押して乗って
誰かまだ外を走ってるひとを中に引っ張り込んでっていう
あの感覚です・・・。
それがあってはじめてそのあとバラバラに歩いてくならまだしも
猫をつれて旅だってしまった妹にいくばくかの
寂しさを感じちゃったのは私だけなのかな・・・。
『おくりびと』がそうですが、嫌なイメージや、他人の死がすぐそばにある仕事を題材にしたからこそ、コメディのような明るい方向に持っていくことで物語に広がりが出てくると思います。そういうのを期待していたので、普通のヒューマンドラマの域を出なかったのはちょっと残念でしたね。
前作の出来でもって期待度が上がってしまうという点でも
条件は「サマーウォーズ」といっしょだっただけに
余計そう思ったのかもしれません。
茶化すようなテーマではないけれど
それだけに明るく振舞ってほしかったというか
「おくりびと」のようなコメディ部分がほしかったのも
確かですね。
最近は大物女優との共演も増えているみたいですし、ダコタ・ファニングが成長してしまった今、子役業界の筆頭格なんでしょうね。
そういえば、最近ダコタ・ファニングちゃん見ませんが、どこ行った?
6:4〜7:3で邦画を見る確率のほうが高いので
正直なとこあまり詳しくはないですが。
リトルミスのときはぽっちゃりでめがねで
幼児体型バリバリだったんですが(わわわわわ)
アビゲイルちゃん、すっかり美人になって
スリムになって随分変わりましたよね〜。