2009年07月14日

なんでそんなオチやね〜〜ん!(泣)〜「イントゥ・ザ・ワイルド」〜

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かわいい子には旅をさせよといいますが。

あくまでもそれは遠く離れていても生きていることが最低条件で
幸せに暮らしてれば別に一生会えなくても
それはそれで仕方ないと親は思いますが。

コレはないだろ〜〜〜・・・・・。


裕福な家庭に育ち、優秀な成績で大学を卒業し、
ある種将来を約束されてたような青年が
ある日突然、親の前から姿を消した。

究極の自由ってなんだ???

両親の不仲がひとつの原因でもあったろうし、
このままスーツ着て結婚して社会に飲み込まれくのがやだっていう
社会に対する疑問だとか、幸せの定義探しだとか、
それは、はたから見たら
ある種ボンボンのわがままみたいにも思えるのだけど
フツーの家出とはワケが違う、なんか壮絶なもんを
見せてもらいました。

クレジットカードにはさみを入れ、
学資金をすべて寄付し、
ヒッチハイクで移動しながらアラスカを目指す。

何者にも頼らず、左右されず、
あらゆるものから開放された世界で
自分ひとりの力で生きるために。

・・・とはいえ、旅の途中でであったひとたちに
いろんなこと教わったはずで
たくさんの人に愛されて、
おそらくは親の気持ちもわかったはずなんだ、
自分の思いを伝えるすべも見つけたはずなんだ・・・。

ひとつの真理にせっかくたどり着いたのに
その命の終わりはあまりにあっけなかった・・・。

最後に両親に会わせてあげたかった。
息子と親が和解してほしかった。
2年の放浪を経てお互いにあれだけ変わったのに。

自然て美しい。でも残酷だ。
人はやっぱりちっぽけで地球の一部、景色の一部でしかない。
で、ひとりひとりそのなかで一生懸命いきてくんだ、

・・・でも、やっぱり一人はあかんやろ・・・
喜びも悲しみも、あらゆる感情をわかちあう誰かが
隣にいてナンボの人生ちゃうん???
それはもちろんわずらわしいことも投げ出したいことも
あるだろうけど
そうやって誰かとかかわってくことで
人間て成長するもんとちゃうん???


脳みそフル回転でいろいろ考えさせられた話でした・・・。
posted by Ageha at 18:52| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(15) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「人」って漢字は、線と線が支えあって出来ている・・・みたいな、
「人」は一人では生きてない・・・という真理は、
見知らぬ人からの優しさや、
一人になってみないとわからないものなんでしょうね。
早く悟って、社会に復帰して欲しかったですけど・・。
Posted by ひらりん at 2009年07月17日 03:05
こんにちは。

ずっと親に手厚く守られるようにして生きてきた主人公にしてみれば何もかも捨てて自分の力だけで生きてみることで自身の存在意義を見いだしたかったんでしょうか。

決して社会と決別したり他人との関わりを拒んでたわけじゃないと思うんですけど、ある意味修行のように彼は自分の人生に挑戦したかったんじゃないかなと思うのでした。この旅を終えた後の人生こそ彼にとって重要だったのかもしれませんけど、残念な結末でした。
Posted by かのん at 2009年07月17日 12:14
ひらりんさん、どうも。

死んで名を残す・・・それもありですが
別に本人はそうしたかったわけではないし、
どんな回り道をしても幾度間違っても
そこで得たすべてを血肉にして
人間として成長してほしかったわけで、
それをちゃんと生かしてほしかったわけで
亡くなってしまったことそれのみが
こんなに悔しいとは思いませんでした・・・。
Posted by Ageha at 2009年07月22日 14:25
かのんさん、どうも。

チェ・ゲバラみたく
医学生から革命家になっちゃうひともいる。
旅って実はそのひとしだいで
こんなにもその人生を変えていくもんなのかと
思うことがあります。
親からしたら学校休んで何さぼっとんねんとか
一見社会からのドロップアウトにも
とられてしまうようなことだとしても。

恵まれた環境で生きてきたからこそ
自分ひとりでどこまでやれるのか、
お金を持たずにどこまで生きられるのか、
それはもうストイックに追求したかったのでしょうね。
しっかりと自分の足で胸はって立つために
あえて過酷なことにトライしていく。
・・・ただ、とにかくそれを終えて
帰ってきたときの
彼の精悍な顔とそれこそひとまわりもふたまわりも
大きく強くなった彼を両親に合わせたかった、
やっぱりそこへ思いはいってしまいますね・・・。
Posted by Ageha at 2009年07月22日 14:33
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