
中年、髪薄し、メタボ、薄給、鬼嫁のいいなり。
頭ペコペコさげてやっともらった1日500円を握り締めて出勤。
・・・最悪だなや。
で、今回はこいつが主人公。

いや〜いじめられてましたね〜。
寺島さん強っ。
・・・でもこれ意外とかわいいひとでした。
なんでかってのはクライマックスにて。
満員電車で見かけた少女に恋をして
この世の中のすべてから彼女を守るべく立ち上がる。
陰ながら・・・。
何を望むわけでもなく、ただ、ガーディアンになろうとする。
そんなある日、ネットに流れた彼女の意外な一面。
それを信じたくない彼はこれはきっと彼女の危機だといって
一念発起する。
その気持ちの強さに動かされて
なんだかわけのわかんないやつらがどんどん
助っ人に加わって奇跡が起こる。
そういう物語です。
でもな〜。今回はホンマにええコやったけど
現実はどうなんかな〜。
しかもとにかく見かけで思いっきりソンしてるもんだから
ストーカー呼ばわりされるし、
やっぱり気持ち悪がられる。
それは彼の”守り方”にも問題はあるんだけど。
あ〜やっぱり神様は不公平だ。
映画の感想とは別にそんなことを思ってました。

どうせ手紙を受け取るなら若いイケメンのほうがいいに決まってる。
もうそっからして不公平だ。
といいながら、自分もきっとそうだ。
人は外見じゃなくて中身だというけど
その中身をどうすればわかってもらえるんだ?
すいません、なんだか愚痴になっちゃいましたね。
がんばれば思いは通じるって
そこんとこはファンタジーです。
なるほどラブストーリー大賞になったわけがわかる。
中年の希望・・・ですかね?
・・・あ〜また、毒のあるコメントになりそうだ。
一癖もふた癖もあるオトモダチを
佐々木倉之介さんが好演。
唯一の目の保養に與真司郎くん。(あはははは)
で、なんといってもそこは
カンニング竹山さんの
必死さとキモさが全開の作品でした。(笑)
序盤からウルトラマンのストラップが
やたらスクリーンに映るんですが
これがいいモチーフでした。
カラータイマーが男の純情を救ってくれます。
(あ、しゃべりすぎた・・・)
フツーは浮気なんですが
そこは年が離れすぎてるし
気持ちがあまりに純なもんだから
その戦いはなんと鬼嫁の心さえも動かします。
ここは劇場にてご確認を。
いや〜、それでもやっぱりキモいわ・・・(爆)
悪くは無いけれど、特に良くも無い。結局すぐに忘れてしまう作品だったかなぁ。
ウルトラマンのストラップと着信音が出てきた時点で、これは最後に回収される伏線だって気が付いちゃったしねぇ。
『キサラギ』で期待が膨らんでただけに残念〜。
ゼヒ「イエスタデイズ」を。
脇役ではありますが、ファミレスの店長役で
竹山さん出てます。
まあこのひとに誠実ないいひとをさせても
目立たないかもしれませんが
ワタシあの時の彼は地味だけど好きでしたよ。
「キサラギ」は映画ブロガーさん大概ほめてたもんね。
どうしても期待するよね〜・・・。はぅ〜。
柄本くんの狂気をほめるひともいるけど
いくばくかの誇張がありませんでした?
舞台っぽいしゃべり方・・っていうか。
少女の天使度だけが異常にUPしたのも
まわりが変なやつばっかだったせいで
そういっちゃうとここっていう見所なくなるのよね・・・。
うだつの上がらない男が正義に目覚めて、身近な少女を守るために戦う。そんな話を期待してたんですが、実際は純な恋愛劇で、見事に裏切られました。純な恋愛劇でも構わないんですが、本作の場合はどうしても気持ち悪さが勝ってしまいました。
正義のヒーローに憧れているという点を、恋愛描写以上に強調して欲しかったですね。
純愛にするなら、「101回目のプロポーズ」とか
(古っ)
「電車男」とかみたいに
外見はともかく誰が見ても応援したくなるような
キャラに変わってくとか
文字通り垢抜けしてかっこよくなってくとか
それならまだ納得できたんですが。
見終わってもキモさだけが残るとつらいっす。(泣)