
絵馬に返事が来ました・・・。
しかもいきなり「お嫁さんにしてください」って。
びっくりびっくり。
しかもめちゃキレイなお姉さん。
最初こそンなアホな〜と思いつつ、
結局はカフー(よい知らせ)として
彼女を家に迎え入れちゃう。
そこから話は動き出すわけですが・・・。
沖縄の景色は人をピュアにするのかもしれません。
住むひとが心穏やかで無邪気でいられるのも
訪れたひとが安らぎを感じるのも
この環境が作り出すもの?
おいしい料理ときれいな海と
他人をすんなり受け入れる懐の広さ。
(ま、あくまで観光客としてであって
実際住むとなったら「チェケラッチョ!」でもあったように
ジモティとそれ以外のひとの線引きって
あるようですけどね・・・)
こういうとこに来たいと思う気持ちを沖縄病というなら
ワタシだってハマるかも・・・。
どこの誰かもわからん女性と暮らし始めるのも
ウソ〜なら、
デレデレ〜の顔で質問攻めにするものの
基本ドーゾいてくださいっ!な島の男たち。
その反応は宮崎アニメのラピュタ見てるみたい。(笑)
お母さんが出て行ってからというもの
いろんなことをあきらめてきたかのような明青。
悲しいことや辛いことがあると
3カウントする、その祈るようなしぐさは切ない。
さすがの明青も一度だけ
暴れるシーンがあるんですが
あれでやっと青年らしさを見たというか
フツーの感情が見れたというか・・・。
あまりにも穏やかすぎて繊細すぎて
というか、ぶっちゃけ
自分の意思で生きてるという実感がしなさすぎて
どうにも魅力を感じなかったわけですよ。
のわりには、ひげそって髪切るだけで
垢抜けちゃってかっこよくなる玉鉄。(笑)
電車男じゃねーっての。(え)
最近どうもやさぐれてるのか(?!)
善人と悪人の区別がつかなくて
幸にさえも警戒心のまんまで
クライマックスまで見てしまったし、
島の開発と称して乗り込んできた俊一と俊一の上司
どっちも胡散臭さがず〜〜〜っとついて回った。
貧しい島の現状を考えればリゾート計画ってのは
ひとつの方法として避けて通れないとこまで来てて
でもそれでもどうしても、
島のひとたちが騙されてるようにしか見えなくて
俊一には俊一の考えがあることがバックにあるにもかかわらず
どうにも悪者扱いしてしまって・・・。
で、しかも結局会社やめちゃったの???
「カフーを待ちながら」公式サイトには
原作との違いが一部掲載されています。
実際にはほかにもいくつかあるんですが
こんだけ変わってしまうと自分としてはちょっと
劇場版のカフーに違和感を感じてしまいました。
上映時間の中で描ききれなかった説明不足の部分と
え、そこ変えちゃうのっていうのがあって。
原作のエンディングは
読者に結末をゆだねる形で終わってはいますが
カフーは寝て待ってちゃダメなんだってばって
明青が動くという意味ではこっちのほうが好きかな。
俊一はもっと悪役(?)で、でも最後には
もっとええヤツになってたし・・・。
今回は珍しく映画のほうがどうも納得いかなくて
原作読んで補完した形になりました。
ゴメンナサイです。
不器用で優しい明青と、
ただ幸せを求めて沖縄にやってきた幸の
純粋なラブストーリーとして見れたらよかったのに・・・。
なんでかの〜。こんなに絵になるカップルなのに・・・。