2009年02月11日

めちゃめちゃイイっ!〜「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」〜

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]ティル・シュヴァイガー, ヤン・ヨーゼフ・リーファース, ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ, モーリッツ・ブライブトロイ, トーマス・ヤーン

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リメイクバージョン「ヘブンズ・ドア」の公開記念で
今年DVDのリマスター版が発売されたそうで
実はそっちを鑑賞したんですが、

日本語吹き替え版がない、日本語版予告がない
字幕が多少変更されていて、
メインメニューにほどこされた映像もカットされてる

レンタルで鑑賞したせいか、
ちゃ〜んと長瀬くんバージョンの「ヘブンズ・ドア」の
予告がついてます。さすが角川。(笑)

映像はもちろんこっちのほうがキレイでしょうが
できれば旧DVDで見ることをオススメします。(オイ)

コレ先に見てたらぜったいリメイクは行かなかったな。
(わわわわわわわわわ)



「天国で流行っている事を知っている?
今は海を語り合うこと。壮大な美しさを語り合う。
夕陽が海に溶け合うまえに放つ、血のように赤い光を語る。
そして、海によっていかに太陽が、その力を失うかを語る。
残るのは心の中にある炎だけ。」

すいません、一言一句正確というわけではないですが。

ロマンだね〜〜。
ってか、こういう言葉が口をつくマーティンって
ここまでどんな人生を歩いてきたんだろうって
そっちも興味わきました。
残念ながらマーティンとルディのバックボーンは
何も語られないのでちょっともったいないですが
1時間半ほどのロードムービーは
笑いと涙と感動と・・・・とにかく大満足でした。

余命いくばくもない二人が同じ病室になり、
壁の十字架が落下したところでロッカーが開いて
出てきたのはウォッカ。
こういうなんでもないとこからおお〜と思ってる。(笑)

海を知らなきゃ天国での流行りの話題に
ついていけねーぞってことになって
ベンツをかっぱらって逃走。
ギャングのもちモンで拳銃と大金が入ってたもんだから
警察とギャングに追われるハメとなり・・・
ここはリメイク版も忠実に再現してたんですが
そっからあとがね、もう全然違うの。(声を大にしていう)

性格の全然違う二人がだんだん心を通わせていく。
「天国のドアをたたいてるオレたちには
怖いもんなんてねーんだ」っていうマーティンの言葉が
「死ぬことは怖くなんかないよ」っていうルディの言葉で
締めくくられる。

派手な銃撃戦があるわりは誰も死なないし
(あ、ラストシーンでひとりは。コレは仕方ないですが)
警察もギャングもなんかコミカル。
そんなにうまくいくかってくらい「楽しい」ので
出来すぎ感は若干ありますけど。

あ、そうそうギャングのボスがかっこいい。
捕まえといて行ってこいってスゲ〜。

こういうクライムムービーってのは
設定を日本にするのはやっぱ無理があるな〜って
思いました。
これは男ふたりでなんぼの作品やとも思ったし。
ハリウッドもこういうの作ろうよぉ〜というくらい
おそらくは初めてであろう、過去のドイツ映画に
ここまでハマったのにはびっくりでした。

絶対見てっ。ソンはしないから。


人が自分の人生を清算できるのは死ぬ直前でしかない。
天国のドアを叩く前に
精一杯生きたかということを自分に問うとき
オレはまだやり残したことがあるって思ったら
全力疾走で生きる。
ここで「じゃあ何してもええんか」という言葉は
いったん保留してほしい。ホントはダメだけど。

死ぬことがわかってる人間の
無茶苦茶だけどキラキラ生きてることを映像化した作品。
後戻りできない人生で、明日生きてるかなんて
別に余命いくばくじゃなくたってそんなのわかんない。
タラタラ生きてんじゃね〜よ、まして元気なら。
そう言われた気がしてなんだかシャキっとしちゃいました。


posted by Ageha at 15:01| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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