キャ〜〜〜
もうめっちゃハグされたいですぅ〜〜〜。
実は先日UPした「イエスタデイズ」にも
雨の中のハグシーンがありまして。
後ろからハグされたいですぅ〜〜〜〜〜〜
キャ〜〜〜(もうええって)
徳井さんが出てるから吉本がバックアップしてんのか
バックアップしてることをいいことに
吉本が好きなようにしてるんだか
・・無意味に芸人使うなや。(わわわわわ)
誰とは言いませんが・・・。
もうひとつ難点を言うなら
打倒「かもめ食堂」を目指して
料理をおいしく見せようとしたらしいですが、
(多分それはロケ地の活性化にもつながることですし)
満面の笑顔か、食べっぷりのよさか
おいしいのひとことですませちゃダメでしょ?
ご機嫌な顔した俳優さんたちじゃなくて
「料理」を撮らないと。顔より食材をメインに
「調理してるとこ」とかを撮らないと。
・・・と、ひとしきり好きなように書いて
これから本題。(ハハハハハ・・・)
こと/誕生日 | |
![]() | 熊木杏里 岩瀬聡志 L.O.E キングレコード 2008-10-22 売り上げランキング : 17145 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ラストに流れる「こと」にうっとりします。
エンドロールのあと、もうワンシーンありますので
席を立たないでね。
冒頭のシーンこそ思いっきり暗い顔で
死に場所を求めて丹波へやってくるんだけども
睡眠薬は千鶴をぐっすり眠らせてくれただけ。(笑)
32時間後、民宿のおいしいご飯でもってもう
「生きる」・・という彼女の時計は動き出した。
後はリハビリ。
船酔いしては吐き、飲みすぎては吐き、
鶏締めてるのを見ては吐きと
やたら吐きまくってましたが
心のデトックスっていうんですかね、
少しずつ元気になっていきます。
ここ丹波では、彼女はのびのびと
自分を表現してるように見えました。
特に田村との会話はもう漫才みたいで。
逆に田舎でストイックな生活をしていた田村は
こんな「死にそうもない彼女」の出現で
とまっていた「心の時計」が動き始めます。
実は田村の抱えている心の闇は
千鶴どころの話ではなくて、
別れ際に自殺の名所めがね橋へ連れて行ったときに
千鶴が下を覗き込んだだけで↑のシーンです。
監督も後で聞かされてびっくりしたらしいですが
徳井さんには似たような経験があって、
映像では亡くなったフィアンセと千鶴がかぶるんですが
このシーンの撮影のときは
役の自分と過去の自分がダブって見えたのだそうです。
そのあたりのことが
飄々としていながらちょっと影のある田村を
徳井さんが絶妙なバランスで
演じることのできた理由のひとつかもしれません・・・。
実は奥が深いです。芸人と侮るなかれ。
演技がうまいかどうかはワタシではわかりませんが
ハマり役だったと思います。
![]() | 天国はまだ遠く (新潮文庫) 瀬尾 まいこ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
原作では、映画で表現したような
田村の過去は描かれません。
パンフを参考に書きますが、
人は確かにおいしい空気や心にやさしい風景に
癒されるとは思うけれど、
ホントにそれだけでごはんが「おいしいと感じれる」ほどに
元気になれるのか、
やっぱり人は人とかかわっていくなかで
実は癒し、癒されてるんじゃないかと。
見守っていたはずの人だって
救われることもあるんじゃないかって。
そんな想いを原作の世界にプラスαしたのが
劇場版「天国はまだ遠く」なんだそうです。
と、いうことで
原作よりもかなり相手を意識した、
恋愛モードすれすれの展開になるんですが。
田舎はなんていうか、ホスピタリティは最高だけど
コミュニティにいれてもらうには
実は人との距離を感じたりしませんか?
その一方で、訪れる側の私たちはというと、
非日常を求めて旅行するわけで、
ストレスを抱えた毎日から開放されたいとか、
誰もかまわんといて、ひとりにしてっってのは
ホントにヘトヘトな間だけで
生きてくためには働くし、人ともしゃべりたい、
やっぱり元に戻ろうとしちゃうんですよね。
別の場所で何かを始めるにしても、
自分の住む場所・自分のいるべきところと、
逃げたいとき・解き放たれたいときに行く場所は
同じではないはず。
ココには何でもある、
でも自分の居場所はここじゃない、
苦しくてもやっぱり帰らなくちゃいけない。
・・・田村に会いにまたココを訪れる、
そんな余韻を残してはいましたが。
この作品はあくまでも「千鶴の再生物語」。
・・・だからこそこのエンドは
とにかく胸キュンでした。
「イエスタデイズ」が
父と息子の物語であったように。
PS:実は一番オイシかったのは
チュートリアル福田だったかもしれない。(爆)
スクリーンに出てきただけで
何もしなくても笑いがとれるなんて
芸人冥利につきる(・・・え?)
テアトル梅田ではココが一番ツボだったかもしれん。
(って、なんでやねん)
安易に恋愛モードに流れてしまわないところはワタシ的にはお気に入りです。微妙にそれっぽい空気をちょっと匂わせるといてすかしちゃうとこなんか好きなんですよね。
例えば、普通のラブストーリーがズカズカと相手の心に踏み込んでしまうのとは対極的に、あくまでもお互いの玄関口辺りで会話してるような二人の距離感が心地よい感じでした。
ちょっとその後の展開も期待したんですけど、
そもそも元カレが尋ねてきてから別れを決意したのに
そんなに簡単に気持ち切り替わっても
どうよって思いますね。
田村は田村でまだ彼女の顔がフラッシュバックするんだし
あの場では、まだ恋は始まらない。
ものすごくじれったい、歯がゆい,
駅でのシーンでしたが
それゆえよかったんだともいえます。
・・・ハメられた。(笑)
だから余計にあのハグシーンは忘れられない(まだ言う)