2008年09月11日

NO MUSIC,NO DREAM. 〜「デトロイト・メタル・シティ」〜

DMC01.jpg

松山ケンイチってひとはどうしてこうも
カメレオンな俳優さんなんでしょね。すごいわ〜♪

原作未見で鑑賞したんですが
根岸くんが気持ち悪すぎ。(わわわわわ)
ええ子なんだけど、渋谷系ポップミュージシャンには
程遠いってか、しんどい。(わわわわわ)

かつて一世を風靡したオザケンでも
ちょっと私は苦手だったので、あの雰囲気もダメなら、
ベタベタに甘い歌詞は
うわ〜〜〜〜〜・・・でございました。
あたしゃ〜ダメだ。

その点、なに言ってんだかよくわからん轟音で
聞き取れたと思ったらトンデモな歌詞でも
DMCなかなかでございました。
あれ、ホントに歌ってギターもやってんなら
すごいわ、そのカリスマ性って。


原作マンガはさらに過激と聞きました。
実際劇場で流せないような言動が
ホントは多いんだろうな。

その辺を幾分オブラートに包んで
それでも松雪泰子さんのぶっ飛びぶりは
あれはあれで気持ちよかった。

で、なんだか見終わった感じは
ファミリーでも見れる、ちょっとほんわかした
コメディになっちゃったかなと。

なんだかひょろっちいデーモン小暮みたいだ。(わ)

憧れの誰かを真似してグレても
その誰かからの忠告なら聞くんだ。
この辺も「ボクにしかできないこと」?(笑)

気持ちが折れて実家に帰って
そこはお母さん。何もかもお見通しで
クラちゃん(爆)に会ったら渡してって
お守りを託して子供を送り出す。

夢がかなう人は少ない、
ましてや人に夢を与えられるひとはもっと少ない。
自分の望む道と正反対のメタルで
結局は帝王まで倒しちゃって
♪アマイアマイアマイアマイ〜♪

もしかしたらクラウザーはこれからも
まるでファンに与える試練(!)のごとく
好きな音楽を
アノカッコでやるのかもしれない。
売れたらそういうこともできるもんな〜(え)

・・・メタル対決よりも
そっちのほうがもっと簡単に
ノックアウトできたような・・・(笑)
あのジャックがKISSのジーンシモンズって
あとでわかってびっくり〜〜。
よく出てくれたね〜。

ボクにしか見せられない夢がある。
でもそのパワーをくれるものは
家族だったり、恋人だったり、ファンだったりして
ま、ものすごい社長も含めて
そういうものがクラウザーを育ててる、見守っている。
(デスメタルの歌はある種怒りや憎しみのような
ドロドロした感情を力にして作るようなとこはあるけどね。
それもまたピュアな根岸くんにはしんどいとこで、
隠れた才能を開花させるのが難しかったんだろうな)

ファンって一方的に夢を見せてもらってるようでいて
ステージに立つスターをどれだけ支えてるか、
なんだか改めて「お客様は神様です」を
そこに見たような映画でした。(え)
posted by Ageha at 01:56| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(8) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何時もお世話になっております。

やりたい事と持っている才能の違いに葛藤する姿を描いたストーリーでしたね。
うちは音楽Blogも兼ねているので個人的にはどちらも極端なジャンルなんですよね。大甘はダメだけれど激辛は大丈夫みたいな・・・
ファン心理が良くわかるだけに支えてくれるファンがいるから音楽活動をできるというのがある意味現実なんですよね。
ファンがいなかったら復帰したくてもできない人だっているわけで、私も過去の経験でそれは良く解っております。
家族は全てお見通しだったというのはね!
でもよくあの音楽受け入れましたねという感じです。
犯罪じゃないからOKという事で納得しましたけれどね。
Posted by PGM21 at 2008年09月12日 00:39
PGM21さん、どうも。
最近更新が滞っていてなかなかブログめぐりもできない状態ですが
お越しいただいてありがとうございます。
(感謝)

お母さんはおそらく
全く方向性の変わってしまった息子を
むしろ心配していたのではないでしょうか。
そして帰ってきたときの息子の様子次第で
かける言葉を考えていたと思います。
旅立った息子に対して親ができることは
信じることと見守ることだけですしね。

ホントは過激なコミックのはずですが
その辺はスクリーンにもってく時点で
起動修正されたかもしれません。
それでもうるさいお母様方が見れば
うわ〜〜な作品ですが
それはあくまで外見と言葉の話だけで
親子の愛情やら見守るファンやら
結構ええ話に仕上がってた気がします。

たとえば、言葉使いはぞんざいだけど
ええひとってのが出てしまう
泉谷しげるとか、
声のトーンだけで人格が変貌しちゃう
竹中直人とか
なんていうかこう両極端を演じられるひと
どんな格好をして何を言っても
人柄の良さが表にでちゃうひとって
大好きなんですよ。
デトロイトも俳優松ケンの器用さと
キモイといいつつも
根岸くんの生真面目さや優しさが
人の心をつかんだ作品だったのでは
ないでしょうか?
Posted by Ageha at 2008年09月14日 08:56
こんにちは♪
お引越し疲れは出ておられませんか〜?

とうとうご覧になれたんですね、DMC!

松山クンはもちろんのこと、熱いファンである大倉君がツボでした。
あの人たちの扇動(先導?)があるからこそクラちゃんも引き立っていたと思います。
ホント、お客様は神様なのね〜。
Posted by ミチ at 2008年09月15日 16:02
ミチさん、どうも。

篤姫、3回くらい見逃してます(泣)
玉木宏はもう現れたのかしら〜(そこかい)
東京で夜遊び(コラ)してたり、
新幹線の中だったりして見れなかったよ〜〜。

さて。
大倉さん、かなり目立ってましたね〜。
かなり心強いファンだったなと。
それとお母さん。
すっとぼけていながらええひとでした。
Posted by Ageha at 2008年09月18日 00:02
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