恐怖のむこうに何が見える？〜フライ、ダディ、フライ〜

もうね、スンシンの動きで｢あ〜〜ブルースリー」って
わかっちゃいました。
たとえ挨拶の時でも目をそらすなって頭パーンってやって
知らないのかよ、テンション下がるな〜・・って言うシーンで
知ってる知ってるとコクコクうなずいてました。
・・ありがとう、バル。こういうのがオマージュというのね。
あーたが大ファンで家にＤＶＤ持っててヨカタヨ、私は。
（どーいう感激だよ）

フライ,ダディ,フライ
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スンシンを無理やりジェットコースターに乗せるシーンで
「もしかしてコワイの？！」ってイタズラっぽく笑うオッサンは
もう少年の顔してましたね。なんかイキイキして。
そこまでたどりつくにはもうホントスポコンで、かわいそうなくらい
ズタボロになるんですけど。

そういえば、そこまで自分おいこんで何か成し遂げたことあったかなと。
そこまでやらないと「空は飛べない」んだなって。

娘に怪我させた少年からちゃんとした謝罪が聞きたいって
言ってたんだけどね、
・・やっぱり口で言うてもダメなら殴るしかないですか。
というか口で説教する勇気さえはじめはなかったんだけどね。
はじめはボロボロになってバコバコに殴られて
それでも向かっていってその勇気が相手を怖がらせるという一昔前のパターンに
なるのかと思いましたけど案外ストレートでしたね。
犯罪者になるかと一瞬あせりましたけど。
ただ、暴力推奨じゃない証拠に「戦わない事が一番なんだ」
「オレは戦い方を教えるが勝ち方を教えるんじゃない」
「ここに勇気があればオッサンの勝ちなんだよ」
・・・その辺は一生懸命岡田くんに言わせてましたね〜・・・。

ロッキーみたいでもあり、昔のジャッキーチェンの映画みたいでもあり。
ただ、違っていたのはケンカの方法を教わってたはずのスンシンから
オッサンはこんなふうに言われるんである。
「早く強くなってオレを守ってくれよ」
夕日を見ながら、いつか父子みたいになってるあの二人の
心の交流って結構ジーンときましたよ。

まあ、ひと夏かかわってお祭騒ぎにしてしまうあたり、
一枚かんでくる高校生たちの思惑は結構大人社会でもフツーにあることで
・・まだどっかに善意が感じられたからよかったようなものの。

「世界を敵にまわしても子供を無条件に守ってやれるのって親だけなんだよな。」
・・ヒーローなんかいない、誰も助けてなんかくれない、そう思ってる
子供たちに「オレがついてる」と胸張っていえるオトーサンが
今どれくらいいるんでしょうね。

エンディングにMr.Childrenの「ランニングハイ｣が流れるんですが、
この中に
♪息絶えるまで駆けていこう　恥を撒き散らして♪ってのがあるんですよ。
そういえば、理論武装はできたとしても感情むき出しにして
怒ったりビビッたり文句タラタラ言ったりして、
それでもやめないで何かにぶつかってくことなんて長いことしてないなって。
そういうものの向こうに見える世界へFLY!
・・きっかけは娘が巻き込まれた暴力事件なんだけど、
オッサンは変わった、オッサンはホントに飛べた・・。
幸せな気分で桜井さんの声を聞いてました。

追記：Ｖ６の岡田くんて演技うまいんだ〜・・・。アイドル映画じゃなくてヨカタヨ。

Comments

Agehaさん、こんばんは＾＾

この映画、原作も映画も大好きです＾＾
２度劇場で観たぐらいですから（笑）

オッサンもこの映画を観て飛びたくなりました（笑）
大切なもの･･･守ります！

Posted by cyaz at 2005年12月11日 00:45

オッサン映画、ばんざ〜い！
オバハン映画も、創れ〜！

Posted by 猫姫少佐現品限り at 2005年12月11日 07:40

こんにちは♪
TBありがとうございました。
オッサンこと堤真一は「ALWAYS」でもイイ味だしていましたし、今年は大活躍でしたよね〜。
猫姫さんの仰る「オバハン映画」は何となく見たくないかも（笑）

Posted by ミチ at 2005年12月11日 19:13

TBありがとうございました。
なかなか面白くてアイドル映画だと思ってスルーしなくてヨカッタです。
堤真一さんの活躍ぶりは助演男優賞あたりはぜひあげたいですよね。
原作や関連作品も機会があれば読んでみたいですね。

Posted by かのん at 2005年12月11日 23:46

cyazさん、たくさんのコメントどうもです。

飛ぶ前に「基礎」ですね〜。(笑）
頭と体にくっついてる余分なものをそぎ落とすために
・・・走ってくださいね〜〜〜。

Posted by Ａｇｅｈａ at 2005年12月12日 17:50

猫姫さん、
見たいですか？「空飛ぶオバハン｣(笑）

元気なオバサンは大阪にくればゴロゴロいます。（！）

ビューティホーな熟女・・となると
なんだかピンクな方向へ走っていきそうだし
意外に製作するのは難しそうですよ。

あ、あったじゃないですか。つい最近のＤＶＤ。
「ハ○ルの稼ぐ城（あわわわわ・・・）」（！！！）

Posted by Ageha at 2005年12月12日 17:55

ミチさん、どうも。

今年は堤さん大活躍ですね。
とはいえ「姑獲鳥の夏」は寝てしまいました。(オイ）
チューハイ飲んだ後、夜中にＤＶＤ見たのが
いけなかったんでしょうね。
エントリ書けません・・・。
いや〜「陰陽師」っちゅうからいろいろ期待したんですけどね〜・・・
（結局ぼやいてしまった）

Posted by Ａｇｅｈａ at 2005年12月12日 18:00

かのんさん、ようこそ。
私も最初は岡田くんの事ばっかり前に出して宣伝するもんだから
ちょっと引いてたんですよ。
そっちのほうは岡田くんのファンが来るんだから
心配しなくっても・・って。
どっちかいうと堤さんの別の顔が見たかったという・・。

あの人全力疾走する映画多いようですね。

「Ａｌｗａｙｓ」もこの映画も「鈴木さん｣(笑）
案外彼のやった役というのは
その辺に当たり前にいるオッサンなのかもしれませんが
彼が演じるとそれだけ魅力的に見えるのは
あの人の内面からでてくるもんなのでしょうか・・。

Posted by Ａｇｅｈａ at 2005年12月12日 18:07

岡田くーん！
か、かっこいいわぁ…。

強いスンシンも「お父さん」が欲しかったんだよね。弱いところを見せられる人っていうか、なんというか。
こういうシーンがジーンと来ましたよ。

Posted by アムロ at 2005年12月17日 01:01

アムロさんも見ましたか〜〜。
もっと軟弱なアイドルやと思ってました。
まあでもあの映画がきっかけらしいんですが
ジムでかなり体は鍛えたようで木登りも本人がやってますからね。
プロに徹しててすごいなと。

もともとは恐怖体験から来てますからね。
スンシンが強くなったのは。
離婚してしまって「いて欲しい時にいない」
お父さんってものを、オッサンとの交流のなかで彼は
見つけたんだと思いますよ。
案外あの関係は「ギブ＆テイク」以上の
つながりができて、スンシンにとってもうれしいものだったのではないでしょうか。

Posted by Ａｇｅｈａ at 2005年12月17日 18:21

お返事大変遅くなりましたが、コメント＆トラックバックありがとうございます。
この映画の原作はいわゆる「ゾンビーズ」シリーズの一篇でして、恐らく原作を読んだ人たちにとっては彼らの描き方が足りないことに不満があるのかもしれませんが、僕は原作から少し離れた「別作品」として楽しみました。
とはいえ、「ゾンビーズ」たちのキャラクターは見事なので、他の金城作品も映画化して欲しいと願っている次第です。

Posted by まつさん at 2005年12月18日 07:19

まつさん、どうも。

「ゾンビーズ」・・ですか。
原作を知らないので、これはこれで十分楽しめたのですが
確かに彼らだけでも映画が作れそうですね。
なんか憎めなくって・・・。

あと個人的にはスンシン語録のような本が
出てるらしいのでちょっと見て見たいです。
・・・年齢に関係なくそういう修羅場をくぐった人間にしか
言えないようなセリフってあって
別にそれはオッサンが高校生から学んだって
ええやんか・・・という映画でした。

Posted by Ａｇｅｈａ at 2005年12月19日 13:21

コメント＆ＴＢ、ありがとうございます。

もっと若い人へ向けた映画だと思ってたら、オッサンが共感できる映画でしたね。
ただ、鈴木のオッサンが「燃えよ！ドラゴン」を知らないというのは意外。
年齢から考えて、ブルース・リー映画はリアルタイムで経験できたはずなのに。
でも良い映画でしたね。

Posted by シキシマ博士 at 2006年04月05日 23:54

シキシマ博士さん、どうも。

年齢だけ言うたら知らないはずがない。
・・と私も思いますけど、
相手から目をそらすなってのはホントに
その映画のワンシーンなんで
その部分を覚えてるかってことで。
・・あとはそんなアクション映画に
興味がないひともいますから、仕方ないかも。

若い子はスンシンかっこいいって思うし、
エルダー世代は元気をもらえる映画。
見る人の年齢層に偏りがなくて
みんなが楽しめる映画だったと思います。

Posted by Ageha at 2006年04月07日 10:04

こんばんわ。『春クマ・・』に引き続いてＴＢありがとうございました。

ジャージの上下があまりにもダサいおっさんがだんだんとスンシンによって変えられていく様が面白かったです。
そしてあの木の上でのシーンはスンシンの心が垣間見れてホロっとさせられました。
スンシンの成長記録でもあったようです。

岡田君がとってもいい演技でした。
韓国でもリメイクされていますがそちらも見てみたい気がします。

Posted by キャサリン at 2006年07月04日 00:47

キャサリンさん、どうも。

＞韓国でリメイク？？？マジですか？

最近邦画って｢リング」もそうだけど
それだけリメイク素材として面白いと思うほど
海外でもウケてるんでしょうか？

Posted by Ageha at 2006年07月04日 08:46

お久しぶりです、正直な感じのこの映画。素直でよかったですね。

Posted by exp#21 at 2006年07月24日 18:01

exp#21さん、オヒサです♪

ストレートに「オッサンガンバレ映画」。
そんでもって、
オトーサンがしっかりしてくれないと
誰が俺らを守ってくれるんだよって
・・・実は子どもの本音も見え隠れする映画。と、取りました。
高校生になって図体が大きくなって
偉そうな事言ってたって
やっぱりこんなおとーさんでいてほしいってのはあるのかなと。
みんながエライ正直だったような気がします。

Posted by Ageha at 2006年07月25日 00:15

こんばんわ。
最初はアイドル映画？
次に冒頭のモノクロ画面でクラい展開？
と思いつつ鑑賞しました。
ところが、これでもかと言うくらいのストレートな展開で…。
オジさんは感動いたしました（笑）
おいらは飛べなくてもいいから、せめて、バナナが
貰えるくらいにはなりたい…。

Posted by 耕作 at 2006年09月08日 20:48

ギャ〜〜〜。

耕作さん、ゴメンナサイゴメンナサイ。

今飛ぶとかいうたら
タミフルでフライとか
物騒な話題になりますので（わわわわわ）

提さんってＪＡＣにおったんですね。
ダサくみせるほうが大変っていう
役者さんもツライね。（笑）

Posted by Ageha at 2007年03月26日 16:16