災いして、
友達の元カレとルームシェアする羽目になり、
しかもその男とのいざこざでもって
前科者にされちゃう鈴子ちゃん。
受験を控えた弟には罵られ、
家にいることが気まずくなり、
「100万円貯まったら出て行きます!」って宣言してしまう。
その後彼女はバイト先でその金額になるたび
すみかを転々とする生活をはじめる。
・・・誰とも深く関わらないように。
手作りのカーテンを持って引越しを繰り返すんだけど
そのカーテンだけが
なんていうかホントは落ち着く場所を探してる、
帰りたい場所がある、そういうものを暗示してる気がしました。
自分探しじゃないんです、むしろ探したくないんです、
だって自分はここにいるし。
他人に流されてばかりで
いつも困った顔して笑ってる。
かかわりも争いも避けようとしてるのに
それは向こうからやってくる。
こんなのイヤだと思ってる、
でも自分てもんはそうそう変われるもんじゃない。
かくして引越しは続く。

ホームセンターのバイト先で出会った青年と恋に落ちるも
彼女を手放したくないばかりに彼のとった行動が
鈴子には理解できなくて結局は・・・。
ま、まあ、ああいうやり方じゃ
わかってくれってほうが無茶かもしれんが。
人を見る目を養うのは難しい、
深く関わりたくないってのがあって引越しを繰り返してるなら
鈴子ちゃんには特に難しいよ、それって。
人はひとりで生きれるはずもなく、
誰かとの関わりはいいことばかりじゃない。
それでもそのちょびっとのいいことを拾い集めて
そうやって仲間を増やし、居心地のいい場所を
人は増やしていくもんじゃないのかな?
いや、争い事さえも、
お互いをわかりあうには時に必要で。
妙に印象に残ったのは
物語最初のほうで、弟と手をつないで帰る夕暮れのシーン。
コレがクライマックスに出てくる手紙とリンクして泣ける。
なんだかんだいうて
家族って姉弟っていいもんだと思っちゃう。
「帰れる場所」があることを遠く離れて感謝する。
本当の強さとは一箇所にとどまって
置かれた状況に立ち向かうこと。
・・・実は旅立つ前の彼女は図らずもそうしてたし、
そんな姉貴の背中を見て弟は強く優しくなっていった。
自分探しというよりは
逃げてばかりいたことに彼女は気がつく。
せっかくいろんな体験をしてたくさんの人と出会ったのに。
彼女が精神的に成長するのはもっと先かもしれないけど
少なくとも根無し草だった彼女が
弟に励まされて、その愛情に涙して
昨日までと違う気持ちでまた別の街へ向かう、
そのエンドはとても気持ちのいいものでした。
彼の気持ちを知らないまま行っちゃうのは
ちょっと寂しかったけど、その辺はリアルだったかも。
世の中そないにハッピーエンドにはならんか・・・。
今年はハキハキ系篤姫の宮崎あおいちゃんの年かと思ってましたが、
ボソボソ系フリーターの蒼井優ちゃんも最高でした。
ひらりんが観た彼女の作品の印象は、
もんぺが似合う女優さん・・・なんですが。
現代ものも観てあげなくちゃ・・・とは思ってます。
お元気ですか?
このお話、面白そうですねw
私も映画みてみようかなww
言われてみれば、フラガールも大和も
もんぺでしたね。(笑)
今回も桃の収穫バイトで・・・。
亀は意外と早く泳ぐ・・のクジャク役
およそ普段のイメージからかけ離れた
ぶっとび娘はゼヒ。
個人的にはハチクロのはぐちゃん、
虹の女神では
上野樹里ちゃんと2度目の共演で
盲目の妹役だった。
それから映画そのものはイマイチだったけど
蟲師の淡幽役は大好きですね。
あともうひとつは
コレも映画そのものはあんまし印象に
残ってないんだけど
花とアリスで彼女が踊るバレエのシーンが
忘れられないです。
自分の将来を悩んでる人らには
オススメの映画かも〜。
みんなそないに器用に生きられないから
共感できるはず。
話変わるけど、
中国って
オリンピックで盛り上がってる半面、
空気悪いとか食べ物怖いとか
テロが心配とか
えせミッキーマウスとか
きこえてくる話は
なんだかロクなのがなくて。
旅行(留学?)は無事でしたか?って
そういう聞き方は失礼なんですが
オリンピックに出場する選手たちにさえ
メダルよりも無事に帰ってきてって
中国に対してそういう風に思ってしまうことが
なんだか悲しいです・・・。
TB&長いコメント、ありがとうございましたm(__)m
Agehaさんの好きなカレについてはあまり印象はないですが、僕の好きな優ちゃんの右サイドの顔の映像の多用で違った一面を観れたことは嬉しかったですよ^^
適度な弟とのエピソーゾがこの映画をダレささないところだったと思います。
でも桃のもぎ方なんて(笑)
アハハ、ブログでは言いたい放題ですが
(もうほとんど”砲台”状態で
ドッカンドッカンしゃべってますけど)
意外とリアルはおとなしい。
・・・コラ、信じてないでしょ?
だから、振り回されつつも
とりあえずココは言わなきゃって
言うことは言うてるあの子は、
それで十分やんと思って見てた。
やたら、器用だし(笑)
どこでも生きていけそうなのに。
ただ、それでも世の中そないにうまくいかない、
それをすごくジレンマと思って見てた。
ある意味性格にも運命にもいらいらしつつ
でも、ものすごくわかる気がして
感情移入してしまった作品でした。