
喫茶店はじめたくらいじゃ人生変わらないと思ってた。
人生は変わらんかもしれん、オトンはあのままだろうし、
娘のオトンに対する態度もおそらくあのままだろう。
ただ、そこで店を営んでた僅かの間に
親子の距離はちょっと縮まったんじゃなかろうか?
前よりお互いを思いやるようになったんとちゃうやろか?
遺産が転がり込んでその使い道に喫茶店経営を思いつく父。
ただモテたい、それだけのために。
冷凍ピラフをチンして平気で出すような
んなええ加減なメニューで成り立つ店そのものが奇跡(爆)
内装もダサダサだし。
ところが謎の女、素子がバイトに入ってから
店は繁盛し始める・・・が?さてどうなった?ってお話。
ええ加減な父親に振り回される娘に、仲里依紗
素性がようわからんメチャ表裏のある女に麻生久美子、
んでこのオンナにマジで恋心を抱いちゃうオトンが宮迫博之。
ほかにもヒトクセもフタクセもある客でにぎわっちゃう
純喫茶磯辺。とにかくかなり個性的な空間。(笑)

離婚したとはいえ、オトンとオカンの仲は
そない悪いわけでもなく。
ただ、オカンにはもう彼氏がおって
元サヤに戻るつもりはないものの、
いくつになっても恋はするもんだと
あれ?オトンの気持ちがわかるかのような発言。
必然的に娘はしゃ〜ないオトンの面倒を見つつ、
でもやっぱり心細いときには父の存在を意識してる。
口げんかばっかしてるけど実はいい親子関係がそこにある。
オトンの恋をアホかと思いつつ、自分もまた
人を見る目がなかった・・っていう体験をすることになる。
恋って難しいんだってのを娘もまた実感するわけで。
コレ、実は素子ふんする麻生久美子さんの
ブラックな存在がメチャ目だってます。
いわゆる男ウケするタイプなんだけどKYで
悪気はないんだろうけどトラブルメーカーで
もちろんそのせいでオトンは振り回されるんだけど
他人事で見てるせいかホノボノで笑える。
単純に恋する男丸出しというかなんというか・・・。
で、結局娘は応援?
必死でチャリをこぐオトンの姿にちょっと青春を見た。(笑)
ウン、あそこでもいっかい素子を出すんなら
実はおなかの子はね・・って展開だったらもっと
すごかったのになって。ダメ?
こちらもTBありがとうございました。
というわけで、こちらもコメント欄に残しておきます。
http://cinechan.at.webry.info/200808/article_3.html
ホントは中年だって青春したい、
恋して何が悪い、
下心バリバリの喫茶店でもええやんか。
そこ強調するはずだったのが
なんだか、娘がオトンを理解する、
恋するってのはこういうことなんだなって
良くも悪くも体験する
あくまで娘の成長日記みたいに
なった気がします。
作品としても正直
のんべんだらりとしてしまって
もうひとひねり・・・ほしかったかなと。
個性的な人がいっぱいいただけに
ちょっと残念でしたね。
頭に残るのは
麻生さんのメイド服だけだったりすると悲しい・・(爆)