2008年07月12日

直死の魔眼、発動。〜「空の境界第4章・伽藍の洞」〜

空の境界03.JPG

実は、劇場版カラキョ、第三章まで見たところで
スタッフブログでも載せました。→ コチラ。
劇場公開前にブックレビューとして
このブログでも載せました。→ コチラ。

先日脅威の3本鑑賞で、
一気に見たのが「クライマーズ・ハイ」
「スピード・レーサー」んでコレ。
もうしません。(爆)
脳内大混乱。アハハハハ・・・。

時系列がホンマ前後するのでややこしいんですが
第1章が、少女たちの飛び降り自殺事件、
第2章が、黒桐幹也との出会いと、式の身近で起こる連続殺人事件。
第3章が、見たものを何でも捻じ曲げてしまう少女との対決
時系列で言うと2→3→1.
そして第4章は2と3の間。
2章のストーリーのラストに事故で昏睡状態に陥り
2年間眠り続けた式がどうなったのかというお話。


主人公、両義式には二つの人格があって
体は女性で普段は式が支配してるけど、
もうひとつの人格、織が時折現れる。
彼には殺人衝動がある。
ひとつのからだに二人存在しながら
その存在をお互いに理解しあっていて
狂うことなく共存している。
いやむしろ足りない部分を補っているかのように
二人で一人という感覚。

それが、2年前の事故で
・・・織がいなくなった。
昏睡状態の中で式はいなくなった彼を捜し求め、
絶えず死というものと向かいあう。
そして死を恐れていた。

いなくなった織の代わりに彼女が得たものは
直死の魔眼。
誰を見ても何を見ても亀裂がはいって見える。
そこに触れるだけで、たとえばバラが枯れた。
彼女は自分の目をつぶそうと試みる・・・。
どうしようもない喪失感と、突然得た特殊能力に
ガランドウになってしまった彼女は
その器を求める霊体の格好の餌食になってしまう。

そこへ現れたのが魔術師蒼崎橙子。
彼女はカウンセラーとして式に近づき
彼女に魔眼の使い方を教えるという・・・。

「ガランドウってことはこれから
何でも詰め込めるってことじゃないか、
この幸せものが」

ものは考えようだね、確かに。

かくして自分の運命と戦う覚悟を決めた式は
ナイフ片手にまず、
「弱い自分」を斬る。

いや〜やっぱしカッコイイ。

特殊な能力を持つということは
どうしても過酷な運命がその先にあって
そしてそれを乗り越えて強くなってくわけですね。
・・・と、わかったような締めで。

この話、ず〜〜っとスプラッタなんです。(え)
正直見ててツライってか重い。
でも、カッコイイ台詞やら、
ぶっきらぼうで、愛なんかくそくらえみたいな態度でいながら
黒桐には心を開いていて女の子らしい感情や表情をみせる
式がそのギャップの分だけめちゃカワイイ。(え?)
大好きな小説の劇場版はこのあと
蒼崎橙子のライバルでもあったアラヤとのバトルへ
突入するんですが、大阪での次の公開は8月中旬。
・・・30分程度のアニメを劇場で見るのは
なんだかもったいないんだけど、
ここまで見ちゃうと最後まで行こうかなと。

ただ、客層がどう見ても大学生くらいの男子ばっか。
居心地わる〜〜〜〜(泣)
posted by Ageha at 10:36| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画、DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。コメントありがとうございました。

こちらではまだ4章の公開が決まっていません。早く公開して欲しいです。
僕は原作を未読なんですが、原作を知っている人と一緒に観に行って解からない部分を教えてもらってます。
ようやく世界観や設定が飲み込めてきた感じです。
Posted by えめきん at 2008年07月14日 07:27
えめきんさん、どうも。

大阪では第5章矛盾螺旋が
8月16日から公開です。

本の話でいくと、
橙子さんの若き日(失礼)の話が
書籍化されるそうで、それも楽しみです。

式と幹也のラブストーリーだと思えば
この話はかなり優しいものになる。
その部分がこのハードな話に
いくばくかの救いを与えてるし、
実はそこがめちゃくちゃ好きだったりします。

このあとは魔術師の腕の見せ所なので
第5章以降の橙子さんの活躍が
楽しみなAgehaでございます。(笑)
Posted by Ageha at 2008年07月14日 22:56
こんばんは!
この映画、観に行きたいのに近所の映画館には来ないんですよねぇ…orz
せめてレンタル…と思ったけれど、DVD発売のスケジュールは何作目かまでは決まってるのにDISCASで検索しても見つからないです…まだまだ先なんですかね〜?(/_;)
とにかく気になってるのでまめにチェックしてみようと思ってます。

アニメ映画といえば、「スカイクロラ」は凄く期待してます。絶対観に行きます!^^
あとお父さん役の所ジョージが何故か気になるので「ポニョ〜」も観にいこうかと…。
夏休みはアニメ映画を観るのが多くなりそうな予感です。
Posted by Ray at 2008年07月18日 03:28
Rayさん、どうも。

夜中の3時ってお肌によくないですよ〜〜。
・・といいつつ、自分も起きてますが。(笑)
体壊さないでくださいよ〜〜。

「空の境界」はアニメイトとか行ったら
もうDVD並んでるんじゃないかな?まだ?
レンタルはもう少し先なのかもしれませんね。残念・・・。

「スカイ・クロラ」は毎日販促DVD見ながら
仕事してるので盛り上がっちゃって・・(笑)
ポニョもあの金魚姫(!)ポニョちゃんが
かわいらしいったらなくて。
あの舌ったらずな主題歌の声も
耳から離れない〜〜〜。
この2本は絶対見ますよ〜〜。
また感想聞かせてくださいまし。
Posted by Ageha at 2008年07月21日 01:57
こんにちは。コメントありがとうございました。

今回はだいぶこじんまりとした話で、さらに淡々としたテンポで進んだので映画としてはちょっと物足りなかったという印象です。ただその分、話自体は余分なものが無くしっかりまとまっていました。


>客層がどう見ても大学生くらいの男子ばっか。
僕が観に行く時は女性客も多いですよ。ただ、男女問わず映画館が明るくなったらマニアックな話が炸裂するので、それが結構キツイです(笑)
Posted by えめきん at 2008年10月07日 07:36
えめきんさん、どうも。

ひとりくらい女性客が混じってたって
いいじゃないかって思いますよ。
どちらにしても私と同年代のオバちゃんは
まず見ない映画ですけどね。(笑)

>マニアックな話が炸裂。
・・・ハハハ確かにそれはツライ。
Posted by Ageha at 2008年10月12日 18:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

空の境界 第四章 伽藍の洞
Excerpt: 2年間の昏睡状態から目覚めた両儀式は、自身に物の「死」を見る能力が備わった事と、もう一つの人格である織が消滅してしまった事に困惑し、心を閉ざしてしまう。カウンセラーを自称する蒼崎橙子の助けを借りて..
Weblog: 5125年映画の旅
Tracked: 2008-10-07 07:31